キャリアメールとは?メリット・デメリットや持ち運びについて解説

キャリアメールとは?メリット・デメリットや持ち運びについて解説
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2022.09.16

キャリアメールと聞くと「携帯電話会社を乗り換えたら、使えなくなるメールアドレスでしょう?」と思っている方も多いのではないでしょうか。

実は2021年12月から、携帯電話会社が提供するキャリアメールは、携帯電話会社を乗り換えてもメールアドレスを持ち運びできるようになりました。持ち運びを利用すれば、携帯電話会社を乗り換えても、キャリアメールを使い続けられます。

そこで今回は、より便利になったキャリアメールについて、メリット・デメリットや持ち運ぶ方法、注意点や機能について解説していきます。

目次

キャリアメールとは?

キャリアメールとは、4大携帯電話会社のメインサービスと、一部のサブブランドが提供しているメールアドレスのことです。

楽天モバイルの「rakumail.jp」、NTTドコモの「docomo.ne.jp」、auの「au.com」と「ezweb.ne.jp」、ソフトバンクの「softbank.ne.jp」などの、携帯電話独自のドメイン名がついたメールアドレスがキャリアメールと呼ばれています。

キャリアメールは、携帯電話会社が提供する基本的なサービスとして利用されてきましたが、昨今WebのフリーメールやLINEなどのチャットアプリの利用が浸透しており、キャリアメールの利用は大幅に減少しています。

特にキャリアメールは、携帯電話会社を乗り換えると利用できなくなるため、メールのやり取りが消えてしまったり、乗り換え先で取得した新しいメールアドレスを周知するのに手間がかかったり、さまざまな理由で次第に利用する機会が減少しました。

しかし2021年12月から、4大携帯電話会社が提供しているキャリアメールを、乗り換え先でも利用できる、キャリアメールの持ち運びサービスが開始されました。

携帯電話会社を乗り換えても、メールボックスのデータが消えないだけでなく、使い慣れたメールアドレスを継続して利用できるので、安心して乗り換えができます。

キャリアメールのメリット・デメリット

フィーチャーフォンの時代から長きにわたって利用されてきたキャリアメールには、携帯電話会社独自の強力なフィルター機能を始めとした、さまざまなメリットがあります。

一方で、キャリアメールを持ち運ぶためには、利用料金が発生するなどのデメリットもあります。

それぞれ、どのようなメリット・デメリットがあるのか、詳しく見てみましょう。

キャリアメールのメリット

4大携帯電話会社が提供しているメールアドレスは、法令を踏まえて本人確認を行ったうえで提供されている信頼性の高いメールアドレスです。

キャリアメールには携帯電話会社が提供する独自のメールフィルターがあり、スパムメールや迷惑メールが届きにくいだけでなく、特定のメールアドレスを受信拒否することもできます。

さらに、携帯電話会社で購入したスマホのメールアプリは、キャリアメールを簡単に設定できるようになっているため、スマホやアプリの使い方に詳しくない人でも、すぐに設定して使える点も、キャリアメールならではのメリットといえるでしょう。22

キャリアメールのデメリット

各携帯電話会社はキャリアメールの持ち運びサービスを開始しましたが、利用時には、メールアドレスを発行した携帯電話会社に利用料金を支払わなければいけません。

また、キャリアメールはメールボックスの容量が少ないサービスが多く、1回のメールで送受信できるデータサイズも限られています。

携帯電話会社

メールボックスの容量

1メールあたりの送信サイズ

1メールあたりの受信サイズ

NTTドコモ

1GB

最大10MB

最大10MB

au

200MB(Android™)/400MB(iPhone)

本文最大約10KB/添付ファイル最大2MB

本文最大1MB/添付ファイル最大2MB

ソフトバンク

200MB(iPhone)

最大2MB(Android™)/3MB(iPhone)

最大2MB(Android™)/3MB(iPhone)

楽天モバイル

1GB

最大25MB

最大50MB

もし大容量のデータに対応した楽天モバイル以外のキャリアメールで、動画などの大容量のデータを添付したメールをやり取りするときは、ほかの方法を利用する方が良いでしょう。

なお、一部の携帯電話会社では、キャリアメールを取得するために有料オプションを利用する必要があります。せっかく携帯電話料金を見直して乗り換えても、追加費用が継続的に発生する可能性があるため注意が必要です。

キャリアメールを持ち運ぶ場合の注意点

各サービスに登録したメールアドレスの変更や、新しいメールアドレスの周知など、メールアドレスを変更する際は手間がかかります。

そういった手間を省くためのキャリアメールの持ち運びサービスですが、利用するときに気を付けたい4つのポイントがあります。

1)キャリアメールの持ち運びサービスの申し込みができるのは、解約後31日以内
キャリアメールの持ち運びサービスを利用するには、現在ご利用中の携帯電話会社を解約してから31日以内に手続きをする必要があります。申し込み可能期間を過ぎると、メールアドレスとメールボックスのデータはすべて削除されてしまいます。

キャリアメールを持ち運びたい場合は、乗り換え後すぐに申し込みをするのがおすすめです。キャリアメールの持ち運びサービスは、各携帯電話会社のホームページから申し込みできます。

楽メール持ち運びについてはこちら
ドコモメール持ち運びについてはこちら
auメール持ち運びについてはこちら
メールアドレス持ち運び(ソフトバンク)についてはこちら

2)キャリアメールの持ち運びサービスは毎月利用料金が必要
キャリアメールの持ち運びサービスの利用料金は、楽天モバイルが330円/月(税込)、NTTドコモとauが330円/月(税込)です。ソフトバンクは月額と年額で料金が異なり、月額料金が330円/月(税込)、年額料金が3,300円/年(税込)です。

持ち運びにかかる利用料金は、乗り換えた先の携帯電話会社ではなく、キャリアメールを発行した携帯電話会社に支払う必要があります。

また、利用料金の支払い方法は携帯電話会社ごとに異なり、新しい支払い方法で契約しなければならない可能性もあるため、よく調べてから利用しましょう。

3)利用条件が複雑なケースがある
携帯電話会社のオンラインブランドに乗り換える場合や、キャリアメール独自の特殊なサービスを利用していた場合など、キャリアメールの持ち運びサービスの利用条件が複雑化し、通常とは異なる手順になるケースがあります。

自分のメールアドレスが持ち運びできるのか、その場合、どのような手続きを行えば良いのか、必ず乗り換えの手続きを始める前に確認しておきましょう。

4)一部の機能が利用できなくなる
キャリアメールの持ち運びサービスを利用すると、迷惑メールフィルターの編集やメールアドレスの変更など、一部の機能が利用できなくなります。利用できない機能は携帯電話会社によって異なるため、持ち運び前に必ず確認しておきましょう。

キャリアメールとフリーメールの違いは?

キャリアメールとフリーメールには、利用できる環境や利用料金、メールアドレスの信頼性などに違いがあります。

昨今、携帯電話会社を乗り換えてもメールアドレスを変更しなくて良いように、Gmailなどのフリーメールを利用する人が増えています。携帯電話会社を乗り換えてもメールアドレスを変更する手間がなく、継続して利用できるので利便性が高まっています。

しかし、フリーメールはだれでも簡単に取得できるため、送信したメールが受信者側の迷惑メールフィルターでブロックされやすくなります。

Gmailなど一部のフリーメールは迷惑メールとして判定されにくくなっていますが、完全とはいえず、大切なメールが迷惑メールフィルターによってブロックされてしまう可能性があるでしょう。

一方キャリアメールは、信頼性の高いメールアドレスのため、迷惑メールとしてブロックされる可能性が低く、銀行などの信用が必要な契約にも利用できます。

しかし、フリーメールと比較すると1メールあたりのデータ容量が小さかったり、メールボックスの容量が拡張できなかったり、パソコン用のメールと兼用するには不便な面があります。

キャリアメール

フリーメール

信用が必要な契約

使える

使えないサービスがある

メールアドレス数

1回線につきひとつ

無制限

利用できる端末

パソコン、スマホ

パソコン、スマホ

乗り換え時の持ち運び

持ち運びは有料オプション

不要

利用料金

携帯電話料金に含まれる

無料

メールボックスの容量

200MB~1GB

15GB(Gmail)

以上のように、それぞれメリットとデメリットがあるので、用途によって使い分けるのがおすすめです。

楽天モバイルならキャリアメールが使えて料金プランもおトク

キャリアメールの持ち運びサービスが利用できるようになり、便利になったキャリアメールですが、本来フィーチャーフォン向けのサービスだったため、1回で送れるメールのデータサイズが小さすぎて利用しづらいケースがあります。

しかし、楽天モバイルのキャリアメール(楽メール)は、たっぷり1GB使える受信トレイに加え、送信サイズ25MB、受信サイズ50MBと、大容量のデータサイズも送受信できるので、高画質な写真や動画など、大きなデータのやり取りも安心です。

※容量や上限を超過する場合、送受信できない場合があります。添付ファイルは一定の上限数を超過した場合、容量にかかわらず送信できない場合があります。

また、楽メールはRakuten Linkアプリ内で利用可能です。Rakuten Linkアプリの通話やメッセージ機能と合わせて、アプリ内で一元管理ができるため、大変便利です。

※「Rakuten最強プラン(データタイプ)」は利用対象外。

さらに楽天モバイルなら、家族割適用※で、データ通信をどれだけ使っても最大2,880円/月(税込3,168円)とプラン料金の上限が決まっているため、ファイルサイズが大きなメールのやり取りをしても安心です。
※プログラム適用条件あり

キャリアメールを利用するなら、楽天モバイルを検討してみてはいかがでしょうか。

  • 家族割適用で、0GB〜3GBまで880円/月(税込968円)
  • 家族割適用で、3GB超過後〜20GBまで1,880円/月(税込2,068円)
  • 家族割適用で、20GB超過後〜どれだけ使ってもデータ高速無制限2,880円/月(税込3,168円) ※1
  • Rakuten Linkアプリ利用で国内通話かけ放題※2
  • iPhone(iOS 14.4以降対象)をご利用の場合は条件をご確認ください。※3

※ 製品代、オプション料、通話料等は別費用。
※1 公平なサービス提供または環境により速度低下する場合あり
※2 アプリ未使用時30秒20円(税込22円)。一部対象外番号あり。データタイプのお申し込みでは、データ通信のみの利用となり通話・Rakuten Linkアプリはご利用いただけません。
※3 iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone SE(第1世代)をiOS 14.4/14.4.1/14.4.2のバージョンでご利用になる場合、110/118/119への緊急通話で高精度な位置情報測位の正確性が低下します。iOS 14.5にアップデートすることで高精度な位置情報測位に対応いたします。楽天モバイルのご利用にあたり、iOS 14.4以降ならびにキャリア設定の最新バージョンへのアップデートをお願いいたします。
※ 掲載内容はプラン名・サービス内容の変更によって、一部内容を修正する可能性がございます。

  • この記事の情報は掲載開始日時点のものとなります。
  • 掲載内容は予告なく変更されることがありますのでご了承ください。