ポケット型Wi-FiってどんなWi-Fi?おすすめや選び方、メリット・デメリットを知っておトクに使おう!

ポケット型Wi-FiってどんなWi-Fi?おすすめや選び方、メリット・デメリットを知っておトクに使おう!
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2022.06.13

どこへでも持ち運べて、外出先やWi-Fiスポットがない場所でもパソコンやタブレット、ゲーム機などをインターネットに接続できる「ポケット型Wi-Fi」をご存じでしょうか。

「聞いたことはあるけれど、どんなものか詳しく知らない」という方もいるかもしれません。しかし、使い方やメリット、デメリットを知らないと、いざポケット型Wi-Fiが必要になったとき、使いにくいものを契約してしまうこともあります。

そこで今回は、ポケット型Wi-Fiの特徴や選び方などを、詳しく解説していきます。

目次

ポケット型Wi-Fiとは?特徴や使い方を知ろう

ポケット型Wi-Fiとは、バッテリーを内蔵した小型のモバイルルーターのことで、モバイルWi-Fiルーターとも呼ばれています。ポケット型Wi-Fiのデータ通信は、スマホと同じ携帯電話回線を利用してインターネットに接続しています。

大きさと重量はスマホ程度かそれ以下で、簡単に持ち運べるため、外出先でパソコンやタブレット、ゲーム機などを利用する人に適しています。

外出先で利用するほか、ホームルーターの代わりとして活用することも可能です。引っ越したばかりで自宅にインターネット回線を引けていないという方も、ポケット型Wi-Fiを活用することでインターネットを楽しめます。

ポケット型Wi-Fiのルーターの構造や使い方についてはこちら。

ポケット型Wi-Fiの3つのタイプを知ろう

ポケット型Wi-FiにはWiMAX系、クラウドSIM、キャリア系の3種類があります。それぞれ提供している回線速度やさまざまな料金プランなど特徴が異なります。

WiMAX系

UQ WiMAX(WiMAX+5G)回線を使ったポケット型Wi-Fiです。

WiMAXを提供する代理店は多数ありますが、WiMAX系のポケット型Wi-Fiサービスは、名前に必ず「WiMAX」がつきます。利用しているのは同じWiMAXの回線なのでデータ通信の品質は変わりません。広いサービスエリアで高速通信ができ、1カ月のデータ容量に制限がないところが特徴です。

しかし、メリットだけではありません。一定期間内に大量のデータ通信を利用すると、混雑時間帯の通信速度が制限される場合があります。ほかにも、代理店によってモバイルルーターの購入費用や契約年数、解約にかかる違約金、割引や料金プランなどの条件が異なるため、条件を比較検討しなければなりません。

クラウドSIM

SIMカードを用意することなくインターネットに接続できるポケット型Wi-Fiです。

クラウドSIMは、内蔵ICチップにSIM情報を書き込むeSIMとは異なり、システムが組み込まれたモバイルルーターの電源を入れるだけでクラウドサーバー内にあるSIM情報を読み込み、インターネットに接続します。

利用できる通信回線は複数あり、現在地でもっともつながりやすい通信回線を選んで自動的に接続されます。LTE回線を利用しているため、WiMAXよりも利用エリアが広く、特定の通信回線がつながりにくいエリアでも比較的安定して接続できます。

安価な料金プランが豊富で、最低限必要となる契約期間が短い、もしくは契約期間の縛りがない会社が多いことが特徴です。

便利である反面、クラウドSIMは対応しているポケット型Wi-Fiのモバイルルーターが限られており、利用するモバイルルーターを自由に選ぶことはできません。

また、クラウドサーバー上で自動的に接続先が選ばれるため、自分でつなぎたい通信回線を選べず、低速な通信回線に接続されてしまうこともあります。

モバイルルーターの電源を入れてからクラウドサーバー内のSIM情報を読み込むまで、ほかのポケット型Wi-Fiよりも時間がかかる場合があるのもデメリットのひとつです。

キャリア系

携帯電話会社が自社の携帯電話回線を提供しているポケット型Wi-Fiです。特徴として、回線品質が高く、5Gなども利用できることが挙げられます。

以前は7GB~10GB/月程度の料金プランがほとんどで、データ容量に制限があったキャリア系ポケット型Wi-Fiですが、現在はデータ容量が無制限の料金プランが主流になりました。

利用しやすくなった点はありますが、依然として利用料金の負担が大きくなりがちです。一般的なキャリア系のポケット型Wi-Fiは、各社5千円以上になる料金プランが多く、割引を受けるための条件も複雑で料金プランの選択に悩むこともあるでしょう。

ポケット型Wi-Fiの選び方で意識したい5つのポイント

ポケット型Wi-Fiは長期間利用することを前提とした契約が多いため、選び方に失敗しても、解約しにくいケースがあります。

サービス内容をしっかりと検討しないと、高額な料金プランを契約してしまったり、利用したい場所で電波がつながらなかったり、解約に高額な手数料がかかってしまうことがあります。

そこで、契約してから後悔しないために、ポケット型Wi-Fiを選ぶときに意識して確認したい5つのポイントを見てみましょう。

1)自分が使うデータ容量に適した契約か
データ容量が少ない料金プランを選んでしまいデータ容量をチャージすることになってしまったり、ほとんどデータ通信を使わないのにデータ容量が多い料金プランを選んでしまったりすると、利用料金の負担が大きくなってしまいます。

自分がポケット型Wi-Fiでどれくらいデータ通信を利用するのかを想定して、最適な料金プランを選びましょう。

データ容量の目安についてはこちら。
データ無制限プランを選ぶ際に注意したいポイントはこちら。

2)利用したい場所で安定してデータ通信が利用できるか
ポケット型Wi-Fiが使えるサービスエリア内であるか、事前に確認しましょう。利用したい場所が室内や建物の奥の場合、サービスエリア内でも電波をうまく受信できないことがある点にも注意が必要です。

もし契約したのにつながらなかった場合は、初期契約解除制度を利用しましょう。一定の日数以内であれば、契約解除にかかる手数料を支払わずに解約できます。

3)快適なデータ通信速度が出ているか
普段利用したい場所や時間帯で、快適に使えるデータ通信速度が出るかどうかも大切なポイントです。

データ通信速度は、携帯電話回線の受信状況だけでなく、同じサービスエリア内でデータ通信を利用する人数にも影響を受けます。混雑する場所や利用者が集中する時間帯では、データ通信速度が遅くなるケースも少なくありません。

あまりにもデータ通信速度が遅い場合も、初期契約解除制度を利用しましょう。

4)利用できるモバイルルーターの性能は十分か
ポケット型Wi-Fiのモバイルルーターは、さまざまな種類があります。モバイルルーターによってデータ通信速度やバッテリー容量などの性能が異なり、一度に接続できるインターネット機器の数も変わります。

クラウドSIMのようにモバイルルーターを選べないサービスもあるので、利用できるモバイルルーターの性能が自分の用途に見合うか確認しておきましょう。

5)解約にかかる費用を事前にチェックしておく
利用していたポケット型Wi-Fiを解約するとき、解約手数料や事務手数料などが発生することがあります。解約に高額な費用がかかるケースもあるので、事前に必ず解約時の手数料を確認しておきましょう。

ポケット型Wi-Fiと光回線との違いを知って使い分けよう!

ポケット型Wi-Fiと光回線に接続したWi-Fiルーターは、無線通信でパソコンやスマホをインターネットに接続するという機能は同じですが、持ち運びの可否や利用するインターネット回線の特徴が異なります。

光回線とは光ファイバーと呼ばれるケーブルに光信号を通して行うインターネット通信のことです。基本的にデータ容量の上限や速度制限はありません。契約内容によっては最大10Gbpsと、高速でインターネットを利用できます。

メリットに着目すると便利に感じますが、デメリットもあります。光回線は固定回線であり、光コンセントなどとWi-Fiルーターを有線で接続する必要があります。そのため、屋内であってもWi-Fiルーターを容易に持ち運ぶことができません。

光回線の提供エリア内であり、建物が回線の引き込みに対応しているなど、利用には複数の条件があります。加えて、室内で光回線を利用するための工事が必要で、初期費用がかかる場合もあることに注意しなければなりません。

引っ越しなどで回線工事が混雑する時期は、申し込んでから工事まで1カ月以上かかることもあり、すぐにデータ通信を利用したいのに長期間待たなければいけないケースもあります。

対してポケット型Wi-Fiは、契約が完了してモバイルルーターの設定を行えば、すぐにデータ通信が利用できます。バッテリーを内蔵しており、単体での持ち運びが可能で、携帯電話回線の電波が受信できる場所であれば、どこでもインターネットに接続できます。

しかし、携帯電話回線の電波を利用するため、建物内などでは通信が安定しないことがあります。通信速度も光回線より遅くなるケースなど、デメリットもあるため注意が必要です。

ポケット型Wi-Fiと光回線は、どちらもメリットとデメリットがあります。もし迷う場合、主に自宅でインターネットを使う人は光回線、自宅でも外出先でもインターネットを頻繁に利用する人は、ポケット型Wi-Fiを選ぶと良いでしょう。

楽天モバイルのモバイルWi-Fiルーターを利用しているお客様の声はこちら。

ポケット型Wi-Fiを持つメリット・デメリット

ポケット型Wi-Fiは契約すればすぐにインターネットにつながり、手軽に持ち運べるメリットがありますが、内蔵バッテリーの消耗や速度制限などのデメリットもあります。

便利な面だけでなく、注意しなければならない部分もしっかりと把握しておくことで、ポケット型Wi-Fiをより便利に安心して使えます。

ポケット型Wi-Fiの3つのメリット

1)どこでもインターネットが楽しめる
ポケット型Wi-Fiは持ち運んで好きな場所で利用できるので、屋内外問わず、いつでも快適にインターネットに接続できます※。

※建物内などつながりにくい場合もあります。

2)契約したらすぐにインターネットへ接続できる
ポケット型Wi-Fiは契約後、モバイルルーターの設定を行うことですぐにインターネットへ接続できます。設定も簡単で、ワンタッチで接続できるボタンを搭載しているモバイルルーターや、QRコードを読み取ることでも接続できるモバイルルーターもあります。

3)安全性が高い
暗号化された無線回線を利用しているため、さまざまな人が接続するフリーWi-Fiと比べ、セキュリティが高い安全なデータ通信ができます。

ポケット型Wi-Fiの3つのデメリット

1)データ通信の速度制限を受けることがある
データ容量の上限がない料金プランも多くありますが、一定期間内に多くのデータ通信を利用すると、速度制限を受けることがあります。

2)同じポケット型Wi-Fiに複数台で接続すると通信速度が遅くなることがある
ポケット型Wi-Fiはスマホやパソコンなど、複数のインターネット機器を同時に接続できます。しかし、同時に複数台接続することで、膨大なデータ通信が行われます。結果として、データ通信速度が遅くなってしまうことも少なくありません。

3)モバイルルーター本体のバッテリー残量がなくなるとインターネットに接続できない
モバイルルーターに内蔵されているバッテリーをしっかり充電しておかないと、利用している途中でバッテリー残量が切れて、インターネットに接続できなくなってしまいます。

楽天モバイルなら縛りなしで複数台での利用可能!データ使い放題でインターネットが楽しめる

「ポケット型Wi-Fiを利用したいけど、安価で契約期間の縛りもなく、データ容量の上限もないサービスはあるのかな」と気になった方におすすめなのが楽天モバイルです。 

楽天モバイルの料金プランは、契約期間の制限がなく、必要なときに使った分だけ最適※な利用料金が適用されます。

家族割適用※で、データ通信をどれだけ使っても最大2,880円/月(税込3,168円)と上限が決まっているため、安心してデータ通信を利用できます。

※「最適」はデータ利用量に応じた料金になるという意味です。
※プログラム適用条件あり

手軽に持ち歩けるポケット型Wi-Fiでインターネットを思い切り楽しみたい方は、楽天モバイルを検討してみてはいかがでしょうか。

楽天モバイルで取り扱い中の最新のWi-Fiルーターはこちら。

  • 家族割適用で、0GB〜3GBまで880円/月(税込968円)
  • 家族割適用で、3GB超過後〜20GBまで1,880円/月(税込2,068円)
  • 家族割適用で、20GB超過後〜どれだけ使ってもデータ高速無制限2,880円/月(税込3,168円) ※1
  • Rakuten Linkアプリ利用で国内通話かけ放題※2
  • iPhone(iOS 14.4以降対象)をご利用の場合は条件をご確認ください。※3

※ 製品代、オプション料、通話料等は別費用。
※1 公平なサービス提供または環境により速度低下する場合あり
※2 アプリ未使用時30秒20円(税込22円)。一部対象外番号あり。データタイプのお申し込みでは、データ通信のみの利用となり通話・Rakuten Linkアプリはご利用いただけません。
※3 iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone SE(第1世代)をiOS 14.4/14.4.1/14.4.2のバージョンでご利用になる場合、110/118/119への緊急通話で高精度な位置情報測位の正確性が低下します。iOS 14.5にアップデートすることで高精度な位置情報測位に対応いたします。楽天モバイルのご利用にあたり、iOS 14.4以降ならびにキャリア設定の最新バージョンへのアップデートをお願いいたします。
※ 掲載内容はプラン名・サービス内容の変更によって、一部内容を修正する可能性がございます。

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