速度制限とは?低速状態の解除方法と制限を回避するコツ

速度制限とは?低速状態の解除方法と制限を回避するコツ
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2022.03.07

スマホの使用中、急に通信速度が遅くなった経験はありませんでしょうか?もしかしたらそれは、携帯電話会社から「速度制限」をかけられたことが原因かもしれません。

スマホの速度制限とは、使用したデータ通信量が契約で決められた上限を超えたとき、通信速度が低速に制限されることです。速度制限は一定時間が経過すると自動で解除されるほか、データ通信量を追加購入して解除することもできます。

とはいえ、データ通信量を追加購入するのはお金がかかります。速度制限が解除されるまで待つことにストレスを感じる方もいるかもしれません。

不自由なくスマホを使うためにも、どのようなときに速度制限がかかるのかを知り、速度制限を受けないような対処法を確認しましょう。

目次

速度制限とはどのような状態?

速度制限を回避するために、速度制限がかかる条件や速度制限による影響などを確認しておきましょう。

速度制限とは

速度制限とは、使用したデータ通信量が契約で定められた量を超えたときに、通信速度が低速になるように制限されることを指します。

速度制限を受けるとデータを送受信する速度が遅くなり、Webページの読み込みや動画の視聴に時間がかかるようになります。

速度制限がかかる条件や制限を受けているときの通信速度は携帯電話会社ごとに異なりますが、速度制限がかかっても通信速度が遅くなるだけで、データ使用の継続で自動的に追加料金が発生することはありません。

速度制限がかかる主な条件

速度制限が適用される条件は、携帯電話会社のホームページやパンフレットに記載されています。条件の一例を説明しますが、契約しているプランごとの正確な情報を知りたい場合は、公式サイトなどを確認しましょう。

制限がかかる条件には、1カ月のデータ利用量で制限がかかるものと、数日間のデータ利用量で制限がかかるものがあります。

1カ月単位の場合、20GBの契約であれば20GBを超えた時点から速度制限がかかります。
携帯電話会社によっては3日間で3GB以上使用した場合に、翌日まで速度制限がかかるケースもあります。この場合は制限を受けた時点から24時間前後で解除されることが多いです。

速度制限時の最大通信速度

データ利用量に上限があるプランにおいて、速度制限を受けたときの最大通信速度は携帯電話会社によって異なります。以下の表に、実際に制限を受けた場合にどのくらいの速度で通信できるかをまとめました。

携帯電話会社

通信速度

備考

NTTドコモ

最大128kbps

プランによっては最大1Mbps

au

最大128kbps

ソフトバンク

最大128kbps

プランによっては最大1Mbps

UQモバイル

最大200kbps

プランによっては最大300kbpsまたは1Mbps

ワイモバイル

最大128kbps

プランによっては最大300kbpsまたは1Mbps

楽天モバイル

最大1Mbps

パートナー回線エリア(国内)

※出典:「1GB追加オプション」(NTTドコモ)
※出典:「通信量到達メール設定」(au)
※出典:「通信速度の制御について」(ソフトバンク)
※出典:「通信速度の制限はありますか?」(UQモバイル)
※出典:「通信速度の制限(低速化)について教えてください。」(ワイモバイル)

通信速度が128kbpsに制限されると、動画やWebページの読み込みが遅くなりますが、メールやLINEなどのテキストメッセージの送受信はいつもどおり行えます。1Mbpsの通信速度があれば、メールでの連絡や音声・ビデオ通話、低画質の動画再生など、通信容量が比較的少ない作業であれば支障がないとされています。

なお、楽天モバイルは楽天回線エリア内なら高速データ容量が無制限(※)になり、残りの容量を気にせずに高画質の動画再生などを楽しむことができます。

※ データ使い放題は、楽天基地局に接続時。公平にサービスを提供するため通信速度の制御を行う場合があります。パートナー回線エリアは、国内は5GB超過後は最大1Mbps、海外は2GB超過後は最大128kbpsで使い放題。最大1Mbpsで使用時、動画再生・アプリダウンロード等では、時間がかかる場合あり。通信速度はベストエフォート(規格上の最大速度)であり、実効速度は通信環境・状況により変動します。

残りのデータ通信量を確認する方法

残りのデータ通信量を確認する方法は携帯電話会社によって異なりますが、利用している携帯電話会社の会員ページからログインして確認するのが一般的です。

ほかにも、スマホ本体の設定画面から確認する方法やアプリを利用して確認する方法、通信量が一定量に達した場合にお知らせを受ける設定にしておく方法があります。速度制限を回避して快適にスマホを利用するため、データ通信量はこまめに確認するようにしましょう。

速度制限を解除する方法

契約プランにもよりますが、基本的には速度制限がかかってしまうと、契約で定められた解除日までの期間は低速状態になります。そこで、快適な通信環境を取り戻すために必要な、低速状態の解除方法を解説します。

自動で解除されるのを待つ

速度制限はずっと続くことはなく、契約で定められた解除日には自動で解除され、通常速度に戻ります。速度制限を受けても解除日までの残り日数が少なければ、自動で速度制限が解除されるのを待つのもよいでしょう。

3日間で一定のデータを使用した場合に翌日まで速度制限がかかる契約では、速度制限を受けた日を起点にして翌日以降に解除されるなど、解除条件は携帯電話会社によって異なります。契約している携帯電話会社の速度制限に関するWebページを確認してみてください。

データ通信量を追加購入する

データ通信量を追加オプションとして購入すれば、すぐに速度制限を解除できます。急いで速度制限を解除したいときや解除日まで日数が残っている場合に利用するとよいでしょう。

1GBごとに購入するプランもあれば、100MB単位で購入できるプランもあります。購入できるデータ通信量の単位や価格は携帯電話会社で異なるので、各社の契約内容を確認してください。

なお、追加で購入するデータ通信量は割高に設定されている場合があります。月額料金が多少高くても、必要なデータ通信量を確保できるプランを契約することで、通信料金が節約できるかもしれません。

速度制限がかからないようにするには?

速度制限を避けるためには「Wi-Fiを活用する」「無駄なデータ通信を減らす」「プランを変更する」といった方法が考えられます。状況に応じた方法を選んで、速度制限を避けて快適にスマホを利用しましょう。

Wi-Fiを活用する

自宅に光回線などのインターネット環境が整っている場合、家にいるあいだはスマホをWi-Fiにつなぐことでデータ通信量の消費を抑えられます。

外出先でも、無料で使えるWi-Fiスポットがあれば、データ通信量の節約が可能です。カフェや駅、ホテルなどでもフリーWi-Fiを提供している場所は年々増えているので、データ通信量の消費を抑えたい場合は活用してみてください。

なお、フリーWi-Fiはセキュリティ面では安全性に欠ける場合があるので、IDやパスワードといった個人情報が流出しないように注意しましょう。

無駄なデータ通信を減らす

不要なデータ通信を停止することで、データ通信量を減らすことができます。

例えば、スマホの画面には表示されないバックグラウンドでアプリが動いていると、知らないあいだにデータ通信が行われることがあります。そこで、データ通信量を節約するアプリを使用すれば、バックグラウンド動作の制御が可能です。

OSやアプリなどの自動更新にも注意が必要です。自動更新がオンになっているとアップデートが自動で開始されてデータ通信が行われるため、設定画面やアプリの管理画面から自動更新をオフにして、Wi-Fi環境下でアプリの更新を心がけるとよいでしょう。

プランを変更する

頻繁に速度制限がかかる場合、利用方法に対してプランが合っていない可能性があります。自分のデータ利用量を確認して最適なプランに変更しましょう。

スマホのデータ料金を選ぶ時に知っておきたいデータ容量の目安

適したプランが見つからない場合は、ほかの携帯電話会社への乗り換えも検討してみましょう。携帯電話会社は乗り換えキャンペーンを行っている場合もあり、条件を満たせば通信費の割引や本体代の値引きといった優遇が受けられる可能性があるため、複数の会社を比較してみるのも手です。

最適な携帯電話会社・プランを選択して速度制限を回避しよう

ここまで、通信速度が低速化しスマホを利用しづらくなる速度制限について解説しました。頻繁に速度制限がかかるなら、他社への乗り換えやプランの見直しを検討してもよいかもしれません。

速度制限を受けにくい携帯電話会社をお探しの方には、楽天モバイルがおすすめです。楽天回線エリア内なら高速データ容量が無制限(※2)。残りの容量を気にすることなく高速通信を楽しむことができます。
楽天モバイルの料金プランなら、データ通信を使った分に合わせて料金が自動的に変わるので、たくさん使う人もあまり使わない人にとっても最適な料金プランです。

  • 家族割適用で、0GB〜3GBまで880円/月(税込968円)
  • 家族割適用で、3GB超過後〜20GBまで1,880円/月(税込2,068円)
  • 家族割適用で、20GB超過後〜どれだけ使ってもデータ高速無制限2,880円/月(税込3,168円) ※1
  • Rakuten Linkアプリ利用で国内通話かけ放題※2
  • iPhone(iOS 14.4以降対象)をご利用の場合は条件をご確認ください。※3

※ 製品代、オプション料、通話料等は別費用。
※1 公平なサービス提供または環境により速度低下する場合あり
※2 アプリ未使用時30秒20円(税込22円)。一部対象外番号あり。データタイプのお申し込みでは、データ通信のみの利用となり通話・Rakuten Linkアプリはご利用いただけません。
※3 iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone SE(第1世代)をiOS 14.4/14.4.1/14.4.2のバージョンでご利用になる場合、110/118/119への緊急通話で高精度な位置情報測位の正確性が低下します。iOS 14.5にアップデートすることで高精度な位置情報測位に対応いたします。楽天モバイルのご利用にあたり、iOS 14.4以降ならびにキャリア設定の最新バージョンへのアップデートをお願いいたします。
※ 掲載内容はプラン名・サービス内容の変更によって、一部内容を修正する可能性がございます。

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