スマホのバッテリー交換の目安は?手順や費用・事前にやるべきことを紹介

スマホのバッテリー交換の目安は?手順や費用・事前にやるべきことを紹介
このエントリーをはてなブックマークに追加
2024.03.11

スマホのバッテリーは消耗品で、毎日充電しながら利用した場合、寿命は2年程度といわれていますが、利用状況などによって異なります。自分のスマホバッテリーを交換するタイミングを知りたい方や、なんとかバッテリーを長持ちさせたいと考える方もいるでしょう。

今回は、バッテリー交換を検討した方がよい症状や、バッテリーの劣化進行度の確認方法、劣化を予防する方法をご紹介します。

スマホのバッテリー交換にかかる費用や手順、所要時間も解説するので、ぜひ参考にしてください。

目次

スマホのバッテリー交換をする目安

バッテリーを交換した方がよいタイミングが近づいてくると、スマホに以下のような症状が起き始めます。

  1. フル充電から電池切れまでが早くなった
  2. スマホが熱くなる
  3. 勝手に再起動やシャットダウンする

これから解説する具体的な不調のサインを把握して、正しく対処していきましょう。

フル充電から電池切れまでが早くなった

スマホに内蔵されているリチウムイオンバッテリーには、充放電サイクルというバッテリーの寿命の目安があります。

充放電サイクルは、「バッテリー容量を100%まで充電し、それを使い切る」と1サイクル進みます。サイクルが約500回を超えたあたりからバッテリーの劣化が急激に進み、充電が一気に減るようになります。

充電が100%の状態から急速に減るようになったら、後述するそのほかの症状やバッテリーの最大容量を加味して、交換を検討してみてください。

スマホが熱くなる

バッテリーが劣化すると、スマホが不自然に発熱するようになります。

発熱している状態で放置していると、やがてバッテリー内部でガスが発生し、バッテリーが膨張したり発火したりする可能性もあり、とても危険です。

充電を始めたり、負荷が大きいアプリを起動したりしたときなど、なんらかの操作をきっかけに発熱するパターンが多く、バッテリーに負荷がかかるほど温度が高くなるため、早めのバッテリー交換が必要です。

勝手に再起動やシャットダウンする

なにも操作していないのに急に電源が切れてしまったり、アプリが停止したりする症状もバッテリー交換の時期が近づいている可能性があります。これらの症状の原因は、バッテリーの劣化によって起きる「電圧の低下」です。

バッテリーの電圧が低くなると、流れる電流のパワーも下がります。そのため、スマホが動くために必要な電力が供給されなくなり、電源が切れてしまいます。

スマホのバッテリーの劣化進行度を確認する方法

バッテリーの劣化進行度は、バッテリーの最大容量と比例しています。バッテリーの最大容量は購入時が100%の状態で、スマホを利用していくうちに徐々に減少していき、以降回復はできません。

バッテリーの最大容量はスマホ上で数値が確認できるため、バッテリー交換が必要かどうかの目安にできます。なお、Apple社の保証プランであるAppleCare+では、バッテリーの最大容量が80%未満に低下している場合は無償交換の対象になっています。

iPhone・Android™でバッテリーの最大容量を確認する方法を解説します。

iPhoneの場合

「設定>バッテリー>バッテリーの状態」の順にタップします。画面のようにバッテリーの最大容量が表示され、現在の健康状態がわかります。

iPhoneは500回の充放電サイクルを繰り返した後も、本来のバッテリー容量の最大80%を維持するように設計されています。

しかし、そのまま長期間にわたって利用を続けると、さまざまな不具合の原因となるため、早めの交換が推奨されます。

iPhoneのバッテリー交換の目安や費用についてはこちらをご確認ください。

Androidの場合

Androidの場合は、スマホのメーカーによって搭載されているメニューや機能が異なります。そのため、まずは利用しているスマホのマニュアルを参照し、バッテリーの最大容量の確認方法をご確認ください。

多くのスマホでは、「設定」アプリを起動して「バッテリー」や「電池」などのバッテリー関連のメニューや、「システム>端末情報」などのスマホに関するメニューで確認できます。

スマホのバッテリーを交換するのにかかる費用は?

バッテリー交換に必要な費用は、利用しているスマホの種類や保証サービスの加入によって変化します。

費用が発生するかどうかは、以下の項目をチェックしましょう。保証サービスに加入していない場合、全額自己負担で交換することになります。

・Android:契約している携帯電話会社の保証サービスにバッテリー交換が含まれているか
・iPhone:「Apple Care+ for iPhone」や、携帯電話会社各社が提供する各種AppleCareに加入しているか

Androidはメーカーによって、バッテリー交換にかかる費用が異なります。下記は、主要なメーカーごとのお問い合わせ先です。

メーカー名

連絡先

SONY
(ソニー)

SIMフリー:050-3754-9013(有料)
携帯電話会社版:お客様ご相談窓口

SAMSUNG

0120-363-905

SHARP
(シャープ)

SIMフリー:SHARPメーカーブランド製品(SIMフリー端末)サポート
携帯電話会社版:サポート/お問い合わせ

OPPO

0120-03-6776

Apple

0120-277-535

iPhoneのバッテリー交換は、Apple製品限定保証もしくはAppleCare+の対象であれば0円で交換できます。しかし、保証対象外の場合は費用が発生するので、事前にいくらになるのか確認しておきましょう。

AppleCareは年1回程度の頻度で規約が更新され、料金も変更されるため、最新の情報は必ずAppleの公式サイトを確認してください。

AppleCare+を適用する場合、バッテリーの最大容量が80%未満の場合のみなどの条件に注意が必要です。

Apple製品限定保証は1年、AppleCare+の保証期間は加入後2年で、保証期間を過ぎていると費用が発生します。AppleCare+は、月額払いで解約するまで保証を延長することもできます。

スマホのバッテリーを交換するための手順や所要時間

バッテリーの交換は、以下の手順に沿って進めます。

  1. スマホのバックアップを取る
  2. Androidはメーカーもしくは携帯電話会社の店舗、iPhoneはApple Storeに問い合わせる
  3. メーカーもしくは携帯電話会社の店舗が近くにあれば持ち込み、なければ指定住所へ送付する
  4. 修理期間中に貸し出し可能な代替機の有無を確認する

バックアップの具体的な方法はこちらをご確認ください。

バッテリー交換を依頼すると、内部のデータが消去されます。
そのため、写真やアプリなどのデータが消えてしまわないように、事前にバックアップを取る必要があります。

また、バッテリー交換に必要な期間は、修理の受付状況で異なります。事前にどれくらいの日数がかかるか問い合わせ、長期になる場合は代替機の貸し出しも申し込んでおくとよいでしょう。

メーカー指定の店舗なら早ければ半日から一日程度

店舗に直接スマホを持参した場合、パーツがあれば当日中にバッテリー交換が完了することもあります。

しかし、予約状況やスマホの種類によっては、必ずしも当日に対応ができるわけではありません。
修理に必要なパーツの在庫がない場合は、一旦スマホを預けて工場で修理を受け、後日受け取ることになります。

スマホのバッテリー交換は正規の修理ショップに依頼した方がよい理由

バッテリー交換を自分で行ったり、非正規の修理ショップに依頼したりすることは推奨できません。正規のマニュアルや設備で行われない分解・交換方法が、深刻な故障につながる可能性があります。

また、非正規ショップで交換・修理すると、メーカー保証が受けられなくなったり、スマホの一部の機能が使えなくなったりするケースがあります。

さらに、非正規ショップの中には、安価な修理費用の代わりに、純正品ではないパーツを使用している場合もあります。このようなパーツは品質の保証がなく、どのような故障につながるかわからないため非常に危険です。

バッテリー交換はメーカーや携帯電話会社の窓口に問い合わせ、依頼しましょう。

スマホのバッテリー劣化を予防する方法

続いて、スマホのメーカーが公開しているバッテリー劣化を予防する方法を2つご紹介します。

  • バッテリーの状態が自動で最適に管理される設定にする
  • 極端な周辺温度を避ける

バッテリーの状態が自動で最適に管理される設定にする

バッテリーはフル充電にしている状態で充電され続けていると、劣化につながるとされています。iPhone(iOS13以降)の場合、「バッテリー充電の最適化」と呼ばれる、充電傾向にもとづいてスマホを利用する直前までフル充電を自動的に遅らせる機能が搭載されています。

また、一部のAndroidも充電量を80%もしくは90%に制限してバッテリーの負荷を軽減する仕組みがとられています。お使いのAndroidにこの機能が搭載されているか、また適用するために設定をする必要があるかないかはマニュアルにてご確認ください。

極端な周辺温度を避ける

極端な周辺温度はバッテリーに大きな負荷を与えます。iPhoneの場合は16℃~22℃が適温であり、35℃以上での高温な環境ではバッテリーの最大容量に回復不能な損傷を与えてしまう可能性があります。バッテリーの劣化を予防するためには、スマホを暑すぎる場所や寒すぎる場所にさらさないことが大切です。

バッテリー交換が必要になったら機種変更も検討しよう!

スマホのバッテリーは利用状況に応じて劣化し、おおよそ2年程度で交換が必要になります。交換する際は、利用しているスマホのメーカーや、現在契約している携帯電話会社に依頼しましょう。

ただし、古いスマホの場合はパーツの在庫がないケースもあります。また、加入している保証サービスによっては修理費用が高額になるため、「それなら新しいスマホを購入した方が品質面でも満足感を得られる」と考える方もいるでしょう。

スマホの購入時には、保証サービスへの加入がおすすめです。

楽天モバイルでは、スマホ購入時におすすめのオプションサービスを提供しております。

故障や紛失等のトラブルが心配という方には、Android向け「スマホ交換保証プラス」、iPhone向け「故障紛失保証 with AppleCare Services & iCloud+」がございます。
さらに楽天モバイル以外で購入したスマホも「持ち込みスマホあんしん保証」に加入すれば、スマホの破損、水没等のトラブル時でも保証が受けられます。

「スマホ交換保証プラス」はこちらをご確認ください。
「故障紛失保証 with AppleCare Services & iCloud+」はこちらをご確認ください。
「持ち込みスマホあんしん保証」はこちらをご確認ください。

楽天モバイルの料金プランでは、データ利用量に合わせて料金が自動的に変わるため、たくさん使う人にもあまり使わない人にもおすすめの料金プランです。
家族割引適用※で、3GBまでは880円/月(税込968円)、20GB超過後はどれだけ使っても2,880円/月(税込3,168円)とデータ使い放題※1なので、データ容量を心配せず快適な通信をご体験いただけます。
プログラム適用条件あり。詳細はこちらをご確認ください。

ぜひ楽天モバイルをご検討ください。

  • 家族割適用で、0GB〜3GBまで880円/月(税込968円)
  • 家族割適用で、3GB超過後〜20GBまで1,880円/月(税込2,068円)
  • 家族割適用で、20GB超過後〜どれだけ使ってもデータ高速無制限2,880円/月(税込3,168円) ※1
  • Rakuten Linkアプリ利用で国内通話かけ放題※2
  • iPhone(iOS 14.4以降対象)をご利用の場合は条件をご確認ください。※3

※ 製品代、オプション料、通話料等は別費用。
※1 公平なサービス提供または環境により速度低下する場合あり
※2 アプリ未使用時30秒20円(税込22円)。一部対象外番号あり。データタイプのお申し込みでは、データ通信のみの利用となり通話・Rakuten Linkアプリはご利用いただけません。
※3 iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone SE(第1世代)をiOS 14.4/14.4.1/14.4.2のバージョンでご利用になる場合、110/118/119への緊急通話で高精度な位置情報測位の正確性が低下します。iOS 14.5にアップデートすることで高精度な位置情報測位に対応いたします。楽天モバイルのご利用にあたり、iOS 14.4以降ならびにキャリア設定の最新バージョンへのアップデートをお願いいたします。
※ 掲載内容はプラン名・サービス内容の変更によって、一部内容を修正する可能性がございます。

  • この記事の情報は掲載開始日時点のものとなります。
  • 掲載内容は予告なく変更されることがありますのでご了承ください。
CATEGORY : お役立ち