モバイルルーターってなに？便利な使い方やメリット・デメリットを詳しく解説

しかし、無料のWi-Fiではデータ流出などの「セキュリティが心配」「データ速度が遅い」「場所が縛られて不自由」という不安や不満、スマホのテザリングでは「バッテリーやデータ容量の残りが気になる」という心配があります。

そのような場合は、無料のWi-Fiやテザリングの代わりに、モバイルルーターを使ってみてはいかがでしょうか。

今回はモバイルルーターの使い方やメリット・デメリット、料金プランや選び方などを解説します。

モバイルルーターは持ち歩きができる小型のWi-Fiルーターです。データ通信ができるSIMカードを挿して、スマホと同じように携帯電話回線を利用します。

Wi-Fi親機として機能するので、パソコンやゲーム機、スマホをWi-Fiで接続すると、携帯電話回線を通じてインターネットが利用できるようになります。

モバイルルーターの種類やバッテリー容量にもよりますが、多くの製品が10時間前後は連続で通信ができ、10～20台程度の同時接続が可能です。

※連続通信時間（Wi-Fi）は使用状況や使用環境により異なります。

モバイルルーターはスマホのテザリングと同じ技術を使っており、本体に単独で通信機能が組み込まれています。

スマホのテザリングとモバイルルーターのWi-Fiは、同じ仕組みを使っています。

そのため、同じ通信事業者を利用している場合、データ通信の回線品質に根本的な違いはありません。

短時間だけたまに使う程度という方は、わざわざモバイルルーターを契約する必要はないでしょう。スマホがあればすぐに使えるテザリングが手軽でおすすめです。

しかし、テザリングはスマホのバッテリー容量を大量に消費してしまうので、長時間頻繁に使用する場合は、いざスマホを使おうとしたときにバッテリー不足になってしまうなど、不便なことも少なくありません。

一時的に接続するだけならテザリングでも問題ありませんが、外出先で頻繁にWi-Fiを使用したいのであれば、モバイルルーターの方が便利です。

モバイルルーターのメリットとしては、主に以下の3点が挙げられます。

• 外出先で通信が使える
• 一人暮らしなら自宅と外出先で兼用できる
• フリーWi-Fiと比べて通信の安全性が高い

モバイルルーターなら、いつでもどこでもWi-Fiを利用できます。

出先のカフェでパソコンをインターネットにつないで作業したり、外出先でゲーム機をインターネットに接続してオンライン対戦したりと、モバイルルーターならではの使い方ができます。特にホームルーターや光回線と迷っている方は注目しておきたいポイントです。

一人暮らしの方であれば、自宅の固定回線代わりにもなるため、自宅と外出先で兼用できる点は大きなメリットです。

固定回線代わりに自宅と外出先の兼用にすれば、別途で固定回線の契約が必要ありません。

家族で暮らしている場合、モバイルルーターを持ち出すとほかの人が自宅で回線を利用できなくなるため、自宅の固定回線としての利用には向きません。

外出先でWi-Fiを利用したい場合、フリーWi-Fiを利用する方法もありますが、モバイルルーターの通信の方が、安全性は高い傾向があります。

暗号化されていないフリーWi-Fiは通信を傍受されるリスクが高く、個人情報の流出が懸念されます。また、正規のフリーWi-Fiを装って悪意のある第三者によって設置された「なりすましWi-Fi」に接続してしまうと、情報を盗まれるリスクもあるためです。

モバイルルーターのデメリットとしては、以下の3点が挙げられます。

• 使用場所によっては通信が不安定になる場合がある
• 充電の手間がかかる
• 複数台の同時接続や大容量の通信には不向きな場合がある

モバイルルーターは、携帯電話回線などの電波を受信して通信するため、天候や使用場所ごとの電波環境の影響を受けます。

そのため、光回線のような自宅まで有線で接続されるインターネット回線と比べると、通信は不安定になりやすいです。

モバイルルーターは便利に持ち歩きできる反面、充電の手間があります。日常的に持ち歩くことを想定しているのであれば、定期的な充電が必要です。

また、外出先でバッテリー切れになる可能性もあります。バッテリー切れが心配な場合には、モバイルバッテリーを持ち歩くことも検討しましょう。

モバイルルーターやホームルーター、Wi-Fiルーターなどは、製品ごとにWi-Fiに接続できる台数の上限が決まっています。

家族で複数台を接続する、IoT家電を多数接続するなど接続台数が多い場合、モバイルルーターの接続台数の上限に達する場合もあるため注意が必要です。

自分に適したモバイルルーターを選ぶとき、以下の4つのポイントに着目しましょう。

• 利用できるデータ容量は料金プランで異なる
• モバイルルーターの携帯電話会社にも注目する
• 料金プランは長期間の利用も見据えて確認する
• モバイルルーター本体のスペックを確認する

すべてのモバイルルーターの料金プランが、データ容量無制限というわけではありません。毎月利用できるデータ容量が決まっている料金プランもあります。

また、一定の期間に利用できるデータ容量が決まっているケースもあります。

これは、同じ基地局に接続しているほかのユーザーも公平にデータ通信ができるようにするための措置で、帯域制限（帯域制御）と呼びます。

帯域制限の条件は各社異なりますが、制限を受けるとデータ速度が急激に低下するので注意が必要です。

モバイルルーターの多くは、格安スマホ同様に、携帯電話会社から回線を借りたMVNO（仮想移動体通信事業者）です。

※MVNOについての詳細はこちらをご確認ください。

※格安スマホについての詳細はこちらをご確認ください。

そのため、安価な料金プランだけに注目すると、実際に利用したらつながりにくかったり、データ速度が遅かったりという問題に直面することがあります。

安定したデータ通信を利用したいのであれば、携帯電話会社が直接提供しているモバイルルーターを選ぶのがおすすめです。

モバイルルーターの料金プランは、2年ないし3年の利用を条件に、料金プランが割引になるオプションを提供しているケースがあります。

また、長期間利用していると割引期間が過ぎて、料金プランが値上がりすることもあるため、長く使っていく場合も含めて料金プランを検討しなければなりません。

契約更新時期を考え、しっかりと契約を見直さないと、いつの間にか割高になっているということもあります。契約更新月以外には、契約解除料が発生するケースもあるので注意が必要です。

モバイルルーター本体のスペックは、通信の快適さや使い勝手の良さに関わる重要な要素のひとつです。

モバイルルーターの同時接続台数接続のための機能、本体のサイズやカラー、デザインなどをひととおり確認しておきましょう。外出先での使用時間が多い場合は、バッテリーの持続時間も要チェックです。

モバイルルーターは、外出先でのインターネットの使用頻度や家族構成などによって必要かどうかが異なります。

特に外出先でインターネットを利用して仕事をする方や、ゲーム機をインターネットに接続して遊びたい方、フリーWi-Fiの接続にセキュリティの不安を感じる方はモバイルルーターの使用を検討するとよいでしょう。

なお、モバイルルーターを提供している携帯電話会社は、さまざまな料金プランや利用条件を展開しているため、自分に適したモバイルルーターを選ぶのも一苦労です。

「どのモバイルルーターがよいのかわからない…」と契約を迷っている方には、データ利用量にあわせて利用料金が変わり、無駄なくおトクに使える料金プランを提供する携帯電話会社のご契約がおすすめです。

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家族割引適用※で、3GBまでは880円／月（税込968円）、20GB超過後はどれだけ使っても2,880円／月（税込3,168円）とデータ使い放題※１なので、データ容量を心配せず快適な通信をご体験いただけます。
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※3 iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone SE（第1世代）をiOS 14.4／14.4.1／14.4.2のバージョンでご利用になる場合、110／118／119への緊急通話で高精度な位置情報測位の正確性が低下します。iOS 14.5にアップデートすることで高精度な位置情報測位に対応いたします。楽天モバイルのご利用にあたり、iOS 14.4以降ならびにキャリア設定の最新バージョンへのアップデートをお願いいたします。
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