iPhoneの容量とは?確認方法や選ぶ際のポイント、ストレージ不足の対処法も解説

iPhoneの容量とは?確認方法や選ぶ際のポイント、ストレージ不足の対処法も解説
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2024.03.19

iPhone本体のストレージ容量は購入時に決める必要があるため、一度購入してしまうと、後から拡張することはできません。

しかし、「使っているうちにストレージ容量が足りなくなってきた」「ストレージがいっぱいと警告が出た」という場合、どうすればよいのでしょうか。

今回はストレージ容量が不足した場合の対処法について、本体ストレージ容量の整理方法から、iCloudの設定、普段からしておきたいちょっとしたテクニックまでご紹介します。

目次

iPhoneのストレージ(容量)とは?

ストレージとはそもそも写真や動画、アプリなどを入れておくデータ領域です。現在販売されているiPhoneのストレージ容量は64GBから1TBまでの5段階あり、ストレージ容量が大きくなるとiPhoneの購入費用も高くなります。

iPhoneは純正オプションで容量を拡張する方法がありません。iOS 13以降であれば、外部ストレージを接続することで一時的に拡張できますが、iPhone本体にはmicroSDを挿入できないため、ストレージを恒常的に拡張することはできません。

そのため、購入時のストレージ容量の選択はその後の利用に対して重要な意味を持ちます。

iPhoneのバージョン別ストレージ容量一覧

iPhoneのストレージ容量は、iPhoneの機種によって異なります。欲しいiPhoneのストレージ容量を確認し、最適なものを選びましょう。

64GB

128GB

256GB

512GB

1TB

iPhone 15 Pro Max

iPhone15 Pro

iPhone 15

iPhone 14 Pro Max

iPhone 14 Pro

Phone 14 Plus

iPhone 14 

iPhone SE(第3世代)

iPhone 13 Pro Max

iPhone 13 Pro

iPhone 13

iPhone 13 mini

iPhoneのストレージ容量を選ぶ際のポイント

iPhoneの購入を検討していて、ストレージ容量の選択で悩んでいる方もいるでしょう。必要なストレージ容量は、iPhoneの使い方によって異なります。

以下の使い方をする場合は、大容量のストレージを選ぶことをおすすめします。

  • 写真や動画をたくさん撮る方
  • 電子書籍で漫画や雑誌を購入する方
  • たくさんアプリをインストールする方
  • 3Dオンラインゲームなどの容量の大きなゲームアプリをインストールする方

写真や動画をたくさん撮る人は、ストレージ容量を多く利用するため、256GB以上の大きめのストレージ容量を選択した方がよいでしょう。特に、高画質または長時間の動画をたくさん撮る場合は、512GB以上のモデルを選んでもよいでしょう。

電子書籍、特にコミックを多く読む方も、冊数が多い場合は大きめのストレージ容量がおすすめです。

iPhoneにたくさんのアプリをインストールする方や、容量が大きいゲームアプリなどを利用する方も、ストレージ容量は大きめのものを選びましょう。

一方で、以下のような方はストレージ容量が少なくても問題ありません。

  • 写真も動画もあまり撮らない方
  • ゲームアプリをほとんど利用しない方
  • 電話、ブラウザ検索などがメインの方

ゲームアプリは使わない、写真もあまり撮らないという人は、128GBあれば不足することはほとんどないでしょう。

また、写真などの保存にiCloudなどのクラウドストレージを利用していて、本体のストレージ容量をあまり使わない方も、64~128GBあれば充分です。

iPhoneのストレージ容量・使用状態を確認する方法

続いて、お持ちのiPhoneのストレージ容量・使用状態を確認する方法をご紹介します。

iPhoneのストレージの使用状態を確認するには、「設定>一般>iPhoneストレージ」を順にタップします。
「iPhoneストレージ」を見ると、現在の使用済みストレージ容量やアプリ、写真、メッセージなど、種類ごとのストレージ利用量がグラフで視認できます。

また、アプリごとの利用量なども一覧で確認できます。どのアプリがストレージ容量を圧迫しているのか、このリストで簡単に見つけられます。

必要に応じて、不要アプリを削除したり、クラウドストレージの利用したりすることを検討しましょう。

なお、ストレージ容量や使用状態は、Macからでも確認可能です。macOS Catalina 10.15以降を搭載したMacの場合は、Finderを開きiPhoneを接続することで確認できます。

iPhoneのストレージ容量が不足したときの対処法

iPhoneにはmicroSDを挿入してストレージ容量を拡張する機能はありません。ストレージ容量を追加できないので、容量不足に陥った場合は不要なファイルを削除して対処します。

対処法は2つで、「不要なアプリを消す」または「iCloudなどのクラウドストレージを利用する」です。

写真はあまり撮らないものの、いろいろとアプリを入れて試したり、ゲームアプリを多用したりする場合は不要なアプリを消しましょう。

写真や動画をよく撮るという人は、iCloudなどのクラウドストレージを利用するのがよいでしょう。

どちらの方法が適しているのか判断する方法や、おすすめの理由、やり方について解説します。

キャッシュを削除する

キャッシュとは、一度アクセスしたサイトやアプリなどのデータを一時的に保存し効率よく再表示するための仕組みです。

頻繁に利用するアプリは、キャッシュデータも大きくなっています。本来キャッシュデータは自動的に消去されるものですが、利用状況によっては手作業で消した方がよい場合もあります。

不要なアプリを消す前に、まずはキャッシュデータを削除してストレージ容量を確保できないか試してみましょう。代表的なアプリのキャッシュを削除する方法は、次のとおりです。

  1. Safariのキャッシュを削除する方法
    1. 「設定>Safari」でSafariの設定を開く
    2. 「履歴とWebサイトデータを消去」をタップ
    3. 「期間別に消去」のオプションで消去する対象の期間を選択
    4. 「履歴を消去」をタップ
  2. LINEのキャッシュを削除する方法
    1. LINEのホーム画面にある歯車のボタンをタップ
    2. 設定画面で「トーク>データの削除」の順にタップ
    3. 「データの削除」画面で「キャッシュ」の横に表示されている「削除」をタップ
    4. 確認のメッセージが表示された場合は「削除」をタップ

    キャッシュは、アプリの動作を速くするためにあくまでも一時的に保存されたデータです。削除しても写真や動画などには影響しません。
  3. X(旧Twitter)のキャッシュを削除する方法
    1. ホーム画面の左上にある自分のアイコンをタップ
    2. 「設定とサポート」から「設定とプライバシー」をタップ
    3. 「アクセシビリティ、表示、言語」をタップ
    4. 「データ利用の設定」からストレージ項目の「メディアストレージ」もしくは「ウェブサイトストレージ」をタップ
    5. 確認画面で「メディアストレージを削除」もしくは「ウェブサイトストレージを削除」をタップしてキャッシュを削除

    Xのメディアストレージは画像データを指し、ウェブサイトストレージはXのアプリ内ブラウザで表示したWebサイトなどのデータを指します。必要に応じて選択してキャッシュデータを削除しましょう。
  4. Instagram、YouTubeのキャッシュを削除する方法
    iOS版のInstagram、YouTubeにはキャッシュの削除機能は搭載されていないため、アプリを一度削除して、再度インストールする必要があります。

不要アプリを削除する

ストレージ容量を解放するために、利用していないアプリを削除しましょう。「設定>一般>iPhoneストレージ」でインストールしているアプリの一覧を表示し、削除したいアプリをタップします。

「アプリを削除」の場合は、アプリに関連するデータがすべて削除されます。削除したアプリのデータは取り戻せない点に注意しましょう。

アプリ内のデータを残したい場合は「アプリを取り除く」

上記の不要なアプリを削除する手順の中に、「アプリを取り除く」という選択項目もあります。

アプリの削除には2つの方法があります。「アプリを取り除く」は、アプリのデータを残し、アプリ本体を削除する方法です。アプリの削除に比べると節約できるストレージ容量は減りますが、大事なデータを残せるメリットがあります。

恐らくもう利用しないが念のためにデータは残しておきたい、という場合は「アプリを取り除く」を選択しましょう。

不要な写真・動画を削除する

iPhoneに保存している不要な写真や動画を削除することでも、ストレージ容量を節約できます。手ブレや逆光などで撮影ミスしたものも意外と溜まっているかもしれません。

「写真」アプリを開いて該当する写真や動画を選択し、削除しましょう。削除したデータは一旦ゴミ箱に送られて30日間は維持されますが、今すぐ行いたい場合は「アルバム>最近削除した項目」からもう一度実行すると完全に削除できます。

写真・動画をiCloudストレージに移す

iCloudとは、Appleが提供するクラウドストレージサービスで、iPhoneを利用している方は5GBまで無料で保存できます。

バックアップの保存先として使われることも多いですが、ストレージ容量の確保や、iPhone紛失時の対策を目的に写真や動画を移し替えておく使い方もあります。

クラウドストレージを活用する

クラウドストレージとは、本体の内部ではなく、ネットワーク上にあるストレージのことです。利用するにはインターネットに接続している必要があります。

さまざまなクラウドストレージサービスがありますが、iPhoneの場合、基本的には設定が簡単でバックアップにも利用できるiCloudがおすすめです。

iCloudの使用状況は「設定>Apple ID>iCloud」で確認できます。

現在の使用状況を確認し、不足している場合は「アカウントのストレージ管理>ストレージプランを変更」でiCloudのストレージ容量を有料で追加できます。

「iCloud>写真」をタップし、「このiPhoneを同期」をオンにすると、自動的にすべての写真と動画がアップロードされて保存されます。

iCloudは5GBの無料ストレージが提供されているものの、足りなくなる場合もあるでしょう。不足する場合は、iCloudの有料プランであるiCloud+を契約することでより大容量のクラウドストレージを利用できます。

なおiCloud+は月払いプランのみです。容量に応じて以下の月額料金が発生します。

  • 50GB:130円
  • 200GB:400円
  • 2TB:1300円
  • 6TB:3900円
  • 12TB:7900円

iCloud以外にも、DropboxやGoogle Drive、One Driveなど、さまざまなクラウドストレージサービスがあります。すでにほかの端末で利用しているクラウドストレージがある場合は、同じサービスを利用して統合する方がより便利です。

iPhoneのストレージの使用容量を節約するためにやっておきたい3つの操作

ストレージの使用容量を増加させる主な原因は、写真とアプリです。そこで、普段から容量を余計に消費しないよう、写真とアプリの設定を変更しておきましょう。

「通常の写真を残す」をオフにする

iPhoneのカメラはHDR(ハイダイナミックレンジ)という技術で、明暗の異なる複数の写真を合成し、被写体を美しく撮影します。

iPhone X以前では、非HDRとHDRが1枚ずつ保存されます。そこで、「設定>カメラ>通常の写真を残す」を順にタップし、機能をオフにします。

「Live Photos」の機能を無効にして写真の容量を小さくする

Live Photosはシャッターの前後1.5秒、合計3秒の短い動画を写真のように撮影する機能です。3秒間の音や動きが記録されており、ベストショットのタイミングを選んで編集もできます。

しかし、通常の写真と比較すると容量が大きくなるため、特別な理由がなければLive Photosは無効にしておきましょう。カメラアプリを起動し、右上にある円形のマークをタップするとオフにできます。

「非使用のアプリを取り除く」で自動的に利用していないアプリを削除する

普段利用しないアプリを自動的に検出し、データを残してアプリ本体を削除する設定しましょう。「設定>App Store」を順にタップし、「非使用のアプリを取り除く」をオンにします。

ストレージ容量が大きいiPhoneへの買い替えやiCloudの活用を検討しよう

iPhoneのストレージ容量が不足したときの対処法には、不要なアプリや写真・動画を削除する方法があります。ストレージ不足で悩まされたくない人は、iCloudなどのクラウドストレージを利用するか、大容量のiPhoneに買い替えることも検討しましょう。

また、iPhoneの買い替えとあわせて毎月のスマホ利用料金も見直してみるとよいでしょう。

楽天モバイル公式Webサイトでは、人気のAndroidやiPhoneをはじめとした多彩なラインアップを取り揃えています。目的や予算にぴったりな1台を探してみてはいかがでしょうか。

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※ 製品代、オプション料、通話料等は別費用。
※1 公平なサービス提供または環境により速度低下する場合あり
※2 アプリ未使用時30秒20円(税込22円)。一部対象外番号あり。データタイプのお申し込みでは、データ通信のみの利用となり通話・Rakuten Linkアプリはご利用いただけません。
※3 iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone SE(第1世代)をiOS 14.4/14.4.1/14.4.2のバージョンでご利用になる場合、110/118/119への緊急通話で高精度な位置情報測位の正確性が低下します。iOS 14.5にアップデートすることで高精度な位置情報測位に対応いたします。楽天モバイルのご利用にあたり、iOS 14.4以降ならびにキャリア設定の最新バージョンへのアップデートをお願いいたします。
※ 掲載内容はプラン名・サービス内容の変更によって、一部内容を修正する可能性がございます。

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