iCloud Driveを使いこなそう!設定方法から便利な使い方まで徹底解説

iCloud Driveを使いこなそう!設定方法から便利な使い方まで徹底解説
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2021.11.30

「iCloud Drive」という機能をご存知でしょうか。「iCloudとなにか違うの?」「あまり聞いたことがないけどなんの機能?」という人もいるかもしれません。

保存されたファイルやフォルダが同期され、簡単に共有できるiCloud Driveは、以前はiCloudとは違うアプリで提供されていましたが、iOS 11からはiCloudの機能のひとつとして統合されています。

今回はiCloud Driveについて、iPhoneやAndroid、パソコンからの利用方法や、設定、便利な使い方まで詳しく解説していきます。

目次

iCloud Driveとは一体どんな機能?

iCloud DriveはiCloudの機能のひとつです。従来の「iCloudの書類とデータ」に代わり、保存したファイルやフォルダの最新の情報を同期し、ほかのパソコンやスマホからでも閲覧・編集ができるようなります。

また、iCloud Driveに保存されたファイルを簡単にほかの人と共有して閲覧したり、Apple社純正の文書編集アプリPages、Numbers、Keynoteのファイルを複数人で編集できたり、スレッド形式でコメントを付けてディスカッションができるグループウェアとしての機能も持っています。

たとえば授業が終わったあと、帰り道にiPhoneで保存したレポートのファイルをグループに共有。グループのメンバーは共有されたメモをiPadやパソコンで確認して、不足があればそれをコメントに書き、共同でレポート作成を進められます。

もちろんビジネスシーンでもグループウェアとしてiCloud Driveが活用できます。同じ仕事のチームでファイルを共有し、提案や改善を書き込んでディスカッションしたり、作業の進捗状況をリアルタイムで確認したりできます。

誰が共有に参加しているか画面に表示して確認が可能なので、家族間や仕事仲間で共有した時に共有忘れもありません。誰かがファイルを編集すると、編集箇所が色付けされるので、変更した場所がすぐわかります。

iCloud Driveはオフラインでの編集にも対応しており、次にネットワークに接続された時点でiCloudにデータがアップロードされ、編集や閲覧に参加しているほかの人にも共有されます。

iCloudとiCloud Driveの違いは?

iCloud Driveの特徴を聞いても、「iCloudとiCloud Driveの違いがよくわからない」と感じるかもしれません。「使い方はわかったけど、どう違うの?」と感じる人も多いでしょう。

ポイントは、iCloud DriveはiCloudと違うアプリではなく、iCloudを便利にする拡張機能だということです。

iCloudはクラウドストレージそのものを指します。クラウドストレージとはオンラインにあるデータ保存領域で、スマホやパソコンのストレージの代わりにデータを預かってくれます。

iCloud DriveはiCloudの機能を拡張して、クラウドストレージに保存されたファイルをほかの人と共有したり、共同編集などができるようにしたりしてくれます。つまり、iCloud DriveはiCloudの一部と考えて問題ありません。

iCloud DriveはiOS 8までは別のアプリで提供されていましたが、現在はiCloudと統合されています。

とても便利なiCloud Driveですが、機能を使用するには、iCloud Driveを利用したいすべてのスマホ、iPad、パソコンでiCloud Driveの設定をする必要があります。

iCloud Driveの設定方法

iCloud DriveはiPhone、iPad、iPod touchのようなiOSやiPadOSだけでなく、MacやWindows、Android、ChromeOSともファイル共有が可能です。

とはいえ、すべてのデバイスですべての機能が利用できるわけではありません。iCloud Driveに保存されたPages、Numbers、Keynote、メモのファイルを編集できるのはiOS端末、iPadOS端末、Mac、Windowsだけで、Androidからは閲覧のみ可能です。

それでは、それぞれのOSやデバイスごとに、設定と共有の方法を見ていきましょう。

iPhone(iOS端末)での設定・共有方法

「設定>アカウント名>iCloud」の順にタップし、iCloudの設定画面を開きます。「iCloud Drive」を確認し、オフになっている場合は右にスライドしてオンにしましょう。

iCloud Driveのファイルを共有するには、「ファイル」アプリを開きます。

共有したいファイルやフォルダをロングタップするとメニューが表示されます。

「共有」をタップして、共有方法の画面を開き「iCloudでフォルダを共有」をタップします。

「共有オプション」では、共有対象やアクセス権が選択できます。

Macでの設定・共有方法

MacでiCloud Driveを設定するには、「アップルメニュー>システム環境設定>Apple ID」の順に選択します。

サイドバーで「iCloud」を選択します。

「iCloud Drive」を選択してください。

ファイルを共有して共同で編集するには、共有したいファイルをPages、Numbers、Keynoteのいずれかのアプリで開き、「共同制作」のアイコンをクリックします。

「共有オプション」を設定し、参加依頼の送信方法を選択してください。

Windowsでの設定・共有方法

Windowsの場合、使用しているOSによってインストール方法が異なります。Windows10の場合、Microsoft StoreからWindows用iCloudをインストールします。

Windows8の場合は、Appleの公式サイトからダウンロードしてインストールしてください。

1)Microsoft StoreからiCloudをインストールする

Microsoft StoreでiCloudのページを開き、「入手」をクリックします。

自動的にダウンロードとインストールが行われ、パソコンにiCloudフォルダが追加されます。

2)iCloudを設定する

iCloudを起動すると、iCloudの設定画面が表示されます。Windows上で使用したいiCloudの機能を選択して、チェックボックスをクリックします。

今回はiCloud Driveを使用したいので、iCloud Driveのチェックは必ず入れておきましょう。ほかにも、写真やブックマーク、パスワードなど、iCloudを経由してさまざまなデータを保存・共有できます。

3)Windows上でのiCloud Driveの見方とファイル共有の方法

Windowsに自動で追加されたiCloud Driveのフォルダを開きます。

任意のフォルダを追加したり、ファイルをドラッグ・アンド・ドロップしたりすることで、ほかのデバイスのiCloud Driveにもファイルが同期されます。

また、共有したいファイルの上で右クリックし、「iCloud Driveで共有」を選択すると、簡単に共有用のURLを作成できます。

Androidでの設定・共有方法

AndroidにはiCloudアプリはありません。そのため、ブラウザからiCloud.comにアクセスする必要があります。

Androidからは、iCloud.comの閲覧のみで、共有や編集の作業はできません。

どうしてもAndroidからPages、Numbers、Keynoteを編集したい場合は、Word、Excel、PowerPointに互換文書を出力することで可能になります。

2022年には完全にiCloud Driveに移行!早目に設定をしておこう!

便利なiCloud Driveですが、注意点が2つあります。

ひとつは、Appleは従来の書類同期サービス「iCloudの書類とデータ」を2022年5月で終了して、完全にiCloud Driveに移行すると発表していることです。

iCloud Driveは2014年からサービスが始まっているため、すでに移行済みの人も多いかもしれませんが、事前にiCloud Driveを有効にしておかないと、「iCloudの書類とデータ」に保存されたファイルが見えなくなってしまうので注意しましょう。

もうひとつが、クラウドストレージを使用していると、ファイルサイズによっては通信量が予想外に増大してしまうことがあるという点です。

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