AirDrop(エアドロップ)とは?設定方法や・使い方、注意点も解説!

AirDrop(エアドロップ)とは?設定方法や・使い方、注意点も解説!
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2024.02.16

iPhoneを使い始めたものの、「AirDropって共有時に出てくるけど、具体的にどんな機能?」と疑問に感じている方は、少なくないのではないでしょうか。

AirDropは、Wi-Fi®やBluetooth®を通じて、ほかのApple製デバイスとファイルを共有する機能です。

今回はAirDropの設定方法や便利な使い方、そして迷惑行為であるAirDrop痴漢の対策について解説します。

目次

AirDrop(エアドロップ)とは?

AirDropは近くにあるほかのApple製デバイスと無線通信を通じて、画像や動画、メモなどのさまざまなコンテンツを高速で送信・受信できる機能です。

AirDropはiPhone同士に限らず、AirDropが利用できるApple製デバイスであれば接続が可能です。自分やほかの人が所有するMacBookからiPhoneへ、iPhoneからiPadへというように、コンテンツを手軽に共有することができます。

たとえばiPadで見ていた動画をそばにいる友人のiPhoneに送って共有したり、記念写真を簡単にシェアしたり、MacBookで作ったメモをiPhoneへ送信して外出時に確認したりと、使い方はさまざまです。

デバイス同士で直接データを送るため、携帯電話会社のデータ通信容量を使わずに済むのも特長のひとつです。なおAndroid™にもAirDropと同じ機能を持つ「ニアバイシェア」があります。

AirDropの設定

AirDropを利用するには、以下の4つを満たす必要があります。

1. コンテンツを送受信するデバイスがどちらもWi-FiとBluetoothが有効かつ、インターネット共有がオフになっている
2. コンテンツを受け取る側のAirDropの受信設定が「連絡先のみ」または「すべての人」に設定されている
3. コンテンツを送受信するデバイスがどちらもiCloudにサインインしている
4. コンテンツを送る相手がBluetoothやWi-Fiの通信範囲内にいる

AirDropを利用する事前準備として、1と2について解説します。

【始める前の設定1】Wi-FiとBluetoothを有効にする

Wi-FiとBluetoothの設定は、どちらも「設定」から選択します。

  1. Wi-Fiの設定方法
    「設定」>「Wi-Fi」でWi-Fi設定画面を開き、「Wi-Fi」のスライドを右にスワイプしてオンにします。
  2. Bluetoothの設定方法
    「設定」>「Bluetooth」でBluetooth設定画面を開き、「Bluetooth」のスライドを右にスワイプしてオンにします。
  3. インターネット共有をオフにする
    「設定」>「インターネット共有」でインターネット共有の設定画面を開き、「ほかの人の接続を許可」のスライドを左にスワイプしてオフにします。

【始める前の設定2】AirDropの受信設定を「連絡先のみ」か「すべての人」に変える

AirDropの設定は、「一般」にあります。「設定」>「一般」>「AirDrop」の順にタップして、AirDropの設定画面を開きます。

「受信しない」、「連絡先のみ」、「すべての人」から「連絡先のみ」もしくは「すべての人」のいずれかを選択してください。

AirDropの送り方

事前に必要な設定が完了したら、早速AirDropでコンテンツを送信してみましょう。AirDropが共有できるコンテンツは幅広く、写真や動画、連絡先、アプリ、メモなど、大抵のコンテンツが共有できます。

送りたいアプリやWebサイトを開いた状態で、AirDropで共有する手順を解説します。

【使い方1】共有したいコンテンツを開いて共有ボタンをタップ

  1. 共有したいコンテンツを開き、共有ボタンをタップします。
  2. 共有できる相手が共有画面に表示されます。

【使い方2】共有相手となるAirDropユーザをタップ

連絡先Appに登録されている相手は、名前とあわせてアイコン画像が表示されます。登録されていない相手は、名前だけで画像は表示されません。表示されたアイコンをよく確かめ、送信相手であることを確認したらタップします。

なお、送信したい相手がAirDropを受信しない設定にしている場合、送信側にはそもそも共有先として表示されません。

もし共有相手を間違えてしまった場合、相手に受信を「辞退」してもらうか、相手が「受け入れる」前に送信をキャンセルする必要があります。相手が「受け入れる」を選択してしまうと送信が始まり、キャンセルはできません。場合によっては個人情報を誤送信する危険があるので、送信前に必ず送信相手を確認するよう注意しましょう。

送信が完了すると、アイコンの下に「送信済み」と表示されます。

AirDropを受け入れる方法

誰かがAirDropを使ってコンテンツを共有してくれた際には、AirDropの通知が表示されます。「辞退」または「受け入れる」が選択できるので、受け入れる場合には、「受け入れる」をタップしましょう。

ほとんどのアプリでは、送信元と同じアプリにコンテンツが格納されます。たとえば、写真は写真アプリに表示され、WebサイトはSafariで開きます。

なお、自分のiPhoneから自分のMacに写真を共有するなど、同じApple IDの製品に自分自身でコンテンツを送る場合には、「辞退」「受け入れる」の選択肢は表示されず、自動的にコンテンツが送信されます。

AirDropが送受信できない場合のチェックポイント

AirDropの送受信ができない場合は、以下の4つをチェックしてみましょう。

1. 受信側の設定が「受信しない」か「連絡先のみ」で、送信側の連絡先が登録されていない
「すべての人」に変更するか、受信側の連絡先に登録してもらえれば解決します。
2. Wi-Fi・Bluetoothがオフになっている
AirDropはWi-FiとBluetoothが両方オンになっている必要があります。片方だけ、もしくは両方オフになっていると使えません。
3. iCloudにサインインしていない
AirDropは送受信するデバイスがどちらもiCloudに接続している必要があります。サインインしていない場合は、iCloudにサインインしてください。
4. デバイスが遠すぎて共有候補に出てこない
デバイスはBluetoothが届く範囲にある必要があります。デバイス同士が離れすぎていたり、間に障害物があったりする場合は、接続できず共有候補に出てきません。

また、上記の4つ以外に、受信が始まったものの「待機中」が表示されたままで共有されないというケースがあります。この場合以下3つの解決方法を試してみましょう。

1. Wi-FiとBluetoothを数回オン・オフしてみる
2. デバイスを再起動してみる
3. 送信するデータが大きすぎる可能性がある

1と2を試して解決しない場合は、データのサイズが大きすぎる可能性があります。写真や動画なら数回に分けて送信してみてください。

そのほか、受信側の設定が「受信しない」と表示されていて変更できない場合については、以下の手順で「AirDrop」がオンになっていることを確認してみてください。

1. 「設定」>「スクリーンタイム」>「コンテンツとプライバシーの制限」の順に選択
2. 「許可されたアプリ」をタップし、「AirDrop」がオンになっていることを確認

AirDrop活用事例

AirDropはWebページやメモ、アプリ、連絡先など、多岐にわたる情報を送信できます。それでは実際にAirDropを使ってさまざまな情報を送信してみましょう。

位置情報

位置情報は、自分の現在位置のほか、教えたい場所の位置も送信できます。

  1. マップを開き、送りたい位置の上でロングタップします
  2. 「共有」をタップし、AirDropで送信します

連絡先

自分の連絡先や登録してある連絡先を送ることができます。

  1. 送信したい連絡先を開きます
  2. 「連絡先を送信」をタップし、AirDropで送信します

アプリ

利用しているアプリを誰かにシェアする場合も、AirDropが便利です。

  1. ホーム画面でアイコンをロングタップします
  2. 「Appを共有」をタップしてAirDropで送信します

メモ

思いついたアイディアやお買い物のメモ、ToDoリストなど、メモは活用方法が幅広い機能です。

  1. 共有したいメモをロングタップします
  2. 「コピーを送信」をタップし、AirDropで送信します

Webページ

話題になったWebページや、気になる情報を手軽にシェアできるのもAirDropのメリットのひとつでしょう。

  1. 共有したいWebページを開き、共有ボタンをタップします
  2. AirDropで送信します

YouTube

AirDropを使えば、おすすめの動画も簡単にシェアすることができます。

  1. 動画の「共有」をタップします
  2. 「その他」をタップします
  3.  AirDropで送信します

AirDropの利用に関する注意点

AirDropの使い方次第では、不適切な内容のコンテンツの共有を受ける、個人情報が流出するなどのリスクも想定されます。

AirDropを利用するときは、以下の注意点について確認しておきましょう。

・「すべての人」の設定はできるだけ使わない
・個人情報の流出に注意する
・距離が遠いと使えないことがある
・相手の空き容量が足りないと送信できない
・AirDropを利用しないときはバッテリー節約のためにオフにする

「すべての人」の設定はできるだけ使わない

AirDropの受信設定は以下の3種類があります。受信設定は「設定」>「一般」>「AirDrop」から変更可能です。

設定項目

設定内容

受信しない

AirDropのリクエストを受け付けない

連絡先のみ

連絡先に登録されている人からしか認識されない

すべての人
※iOS 16.2以降では「すべての人 (10 分間のみ)」

AirDropを利用している、近くにあるすべてのApple製デバイスから認識される

「すべての人」の設定では、知らない人からデータを共有されてしまうリスクがあり、わいせつ画像を共有してくる「AirDrop痴漢」の被害に遭う可能性もあります。公共の場などでは「すべての人」の設定はできるだけ使わないようにしましょう。

なお、iOS 16.2以降では「すべての人」の代わりに「すべての人 (10 分間のみ)」が選択できます。「すべての人(10 分間のみ)」に設定した場合には、10 分後には「連絡先のみ」の設定に変更されます。

個人情報の流出に注意する

AirDropでは、一度送信したデータの取り消しはできません。誤って個人情報を含む写真やデータを送信してしまわないように十分に注意する必要があります。

万が一、共有するデータの選択を誤って送信してしまった場合、受信側が「辞退」「受け入れる」を選択する段階であれば「辞退」を選択してもらいましょう。

距離が遠いと使えないことがある

AirDropを利用するためには、BluetoothやWi-Fiの通信範囲内に相手がいる必要があります。AirDropによるデータの共有ができない場合には、距離が遠くて通信ができていない可能性もあるので、お互いの製品の距離を近づけて、送受信ができるか試してみましょう。

受信側の空き容量が足りないと送信できない

受信側の空き容量が不足している場合、AirDropによるデータの送信はできません。空き容量が足りない場合には、不要な写真や動画を削除するなど、データを整理して容量不足を解消する必要があります※。

iPhoneのストレージ容量が足りないときの対処法については、こちらをご確認ください。

AirDropを使用しないときはバッテリー節約のためにオフにする

AirDropをオンにしていると多少のバッテリー消費があります。バッテリーを節約するために、AirDropを使用しないときは受信設定をオフにしておきましょう。「設定」>「一般」>「AirDrop」からAirDropを「受信しない」に設定できます。

手持ちのApple製デバイス同士でも活用してみよう

AirDropの利便性は、ほかの人との共有に限りません。手持ちにApple製デバイスが複数ある場合、デバイス同士でコンテンツが共有できるので、iPadやiPhoneで作ったアイディアのメモを、MacやMacBookに送って整理するといった活用方法もあります。

リビングではiPadで作業をして、アイディアがまとまったら仕事部屋のMacBookに共有。気分転換にiPhoneにコンテンツを送って休憩をしながら考える、といった活用ができます。

なお、うまくAirDropが利用できず、現在利用しているスマホの本体に原因があると考えられる場合は、スマホの買い替えも選択肢として検討してみましょう。

また、スマホの買い替えとともに、毎月おトクに利用できる料金プランを提供している携帯電話会社に乗り換えるのもおすすめです。

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※ 製品代、オプション料、通話料等は別費用。
※1 公平なサービス提供または環境により速度低下する場合あり
※2 アプリ未使用時30秒20円(税込22円)。一部対象外番号あり。データタイプのお申し込みでは、データ通信のみの利用となり通話・Rakuten Linkアプリはご利用いただけません。
※3 iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone SE(第1世代)をiOS 14.4/14.4.1/14.4.2のバージョンでご利用になる場合、110/118/119への緊急通話で高精度な位置情報測位の正確性が低下します。iOS 14.5にアップデートすることで高精度な位置情報測位に対応いたします。楽天モバイルのご利用にあたり、iOS 14.4以降ならびにキャリア設定の最新バージョンへのアップデートをお願いいたします。
※ 掲載内容はプラン名・サービス内容の変更によって、一部内容を修正する可能性がございます。

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