スマホ機種変更にはなにが必要?スムーズに移行するための手順と注意点とは
機種変更をしようと思い立ったものの、「スマホのデータをどうやって移せばいいのかわからない」「きちんと移せるのか不安」という方も多いのではないでしょうか。データ移行の不安が解消できず、機種変更を迷ってしまうケースは少なくありません。
不安がある方も、データ移行の流れさえ理解すれば、作業自体は誰でもでき、難しいものではありません。
今回は新しいスマホに機種変更をしたいと考えている方へ向けて、知っておきたいポイントや注意点を解説していきます。
機種変更のタイミング
バッテリーの持ちが悪いとき
スマホのバッテリー寿命は一般的に2年ほどと言われています。バッテリーが劣化すると電池の消費にストレスを感じる場面も増えてくるため、機種変更を考える一つのタイミングと言えるでしょう。
おトクなキャンペーンがあるとき
携帯電話会社や家電量販店などによっては、おトクなキャンペーンを利用してスマホを機種変更できる場合があります。そのため、機種変更を検討する際は、事前におトクなキャンペーンが実施されているか調べてみましょう。
機種変更前の注意点
新しいスマホを購入して機種変更をする前に、古いスマホでいくつか事前にしておく作業があります。事前にデータ移行のためのバックアップや、アプリの移行手続きをしておくことで、スムーズに新しいスマホを使い始められます。
なお、新しいスマホは起動したら、iPhoneはApple ID、AndroidはGoogleアカウントでログインします。古いスマホと同じID、アカウントでログインすることで、事前に作成したバックアップからデータを復元できます。
ここでは機種変更前の7つの注意点について解説していきます。
なお、それぞれの設定方法は随時最新の情報をご確認ください。
1)SIMロック解除にも気を付けよう
SIMロック解除をした際に、スマホに保存されているデータや設定情報が変更もしくは消えてしまう可能性があります。SIMロック解除をする場合は、事前にバックアップをしておくことが大切です。
2)古いスマホのデータをバックアップしよう
機種変更の前に、連絡先やアプリなどのバックアップをしておきましょう。
Android のデータや設定を手動でバックアップする方法は、「設定」アプリを開き、「Google>バックアップ」をタップし、「今すぐバックアップ」をタップします(※)。
写真や動画のバックアップをオンにする方法は、「Googleフォトアプリ」を起動し、Googleアカウントにログインします。右上のプロフィール写真もしくはイニシャルをタップします。そして、「フォトの設定>バックアップ」をタップし、「バックアップ」をオンにします(※)。
※Androidはメーカーによってメニューの表示が異なります。その場合はお手持ちのスマホのマニュアルを参照してください。
※Googleフォトアプリ以外のフォトアプリを使用している場合は、使用中のアプリのメニューに沿ってバックアップを行ってください。
iPhoneは「設定>ユーザー名>iCloud>iCloudバックアップ」の順にタップし、iCloudバックアップをオンにします。
その他のiPhoneのバックアップについてはこちらをご参照ください。
バックアップすることで電話帳、写真や動画、メールなどの多くのデータが引き継げますが、アプリによってはバックアップを復元するだけでは引き継げないものもあります。
3)契約内容を確認しよう
昨今、スマホ・携帯の契約解除料は大手キャリア3社(docomo・SoftBank・au)を中心に撤廃が発表されてきましたが、一部例外もあります。自分が契約を解除したとしても本当に支払いが発生しないかどうか、各社の公式ホームページから確認するようにしましょう。
▼各社契約解除料に関する公式情報は以下のリンクをご参照ください。
docomoの契約解約金に関する情報
SoftBankの契約解除料に関する情報
au /UQmobileの契約解除料に関する情報
4)キャリアメールの引き継ぎにご注意
機種変更の際に携帯電話会社も変更する場合は、現在お使いのキャリアメールが引き続き使用できるか確認する必要があります。
基本的には機種変更時にキャリアメールを持ち運びできるようになりましたが、申し込みが必要な場合もあります。事前に各携帯電話会社に確認をしておきましょう。
5)古いスマホで使っている電子マネーの引き継ぎ準備
おサイフケータイ®やApple Payは、データのバックアップでは引き継ぎができません。電子マネーによってデータ移行の方法が異なるため、指定されている手順に沿って引き継ぎの準備をします。
今回はモバイルSuicaを例に解説します。
- Apple Pay(モバイルSuica)
以下の説明は、iPhone同士の引き継ぎ方法です。
- 古いiPhoneでWalletアプリを起動。
- 登録されているモバイルSuicaのデータを削除。
古いiPhoneから削除されたモバイルSuicaのデータはサーバに移動します。引き継ぎには、新旧のiPhoneどちらにも同じApple IDでのログインが必要です。
詳しいApple PayのモバイルSuicaの引き継ぎ方法は公式ホームページをご参照ください。
- おサイフケータイ®(モバイルSuica)
以下の説明はAndroid同士の引き継ぎ方法です。
- モバイルSuicaのアプリを起動。
- 「会員メニュー>カードを預ける(機種変更)」をタップ。
- 画面を一番下までスクロールし、「おサイフケータイ®アプリ起動」をタップ。
- 最後におサイフケータイ®の画面で「カードを預ける(機種変更)」をタップ。
6)LINEアカウントは事前に準備が必要!
LINEは引継ぎに必要な情報の登録や設定が不足していると、データが正しく引き継げない場合があります。
そのため、すべてのトーク履歴を引き継ぎたい場合は、事前に古いスマホでのバックアップが必要です。
以下手順に沿って進めてください。
- 「ホーム>設定>トーク」をタップ。
- 「トークのバックアップ」をタップしてバックアップ画面を開く。
- 「今すぐバックアップ」をタップして、すべてのトークのバックアップを作成します。
※バックアップ方法や操作に関してはデバイスによって異なる場合があります。
詳しいバックアップの手順や、引き継ぐことができるデータ、できないデータについて知りたい方は、LINEの公式ホームページをご確認ください。
7)ゲームなど、引き継ぎコードが必要なアプリも
アプリによっては、アプリ内であらかじめ引き継ぎコードの発行が必要なものや、SNSアカウントとの連携、バックアップをしておく必要があるものがあります。
機種変更前に、データ移行をしたいアプリのバックアップについて、必ずアプリ内の引き継ぎ方法を確認しておきましょう。
機種変更後にやるべきこと
新しいスマホを入手したら、早速バックアップを復元し、アプリのセットをしましょう。ここでは、機種変更後に新しいスマホで行うセットアップについて解説していきます。
なお、それぞれの設定方法は随時最新の情報をご確認ください。
新しいスマホにバックアップを復元しよう
新しいスマホを起動したら、iPhoneはApple ID、AndroidはGoogleアカウントでログインします。古いスマホと同じID、アカウントでログインすることで、事前に作成したバックアップからデータを復元できます。
- Androidの場合
セットアップしたスマホにGoogleアカウントを追加すると、前もってバックアップしたデータが復元されます。
詳しいバックアップの復元方法はGoogleの公式ホームページをご参照ください。 - iPhoneの場合
「Appとデータ」画面が表示されるまで画面の案内に従って操作を進め、「iCloud バックアップから復元」をタップし、Apple IDでiCloudにサインインします。
続きの手順や、詳しいバックアップの復元方法はAppleの公式ホームページをご参照ください。
ウィジェットを停止する
Androidはホームアプリが出荷時の初期設定になっているため、画面上に必要のないウィジェットが配置されていることも少なくありません。
ウィジェットとは、時計や検索窓、天気予報などの、「機能性のあるショートカット」のことで、便利な半面、電池やメモリを消費してしまいます。不要なウィジェットは停止しましょう。
使わないと思ったウィジェットは画面から削除することで、無駄な電池やメモリの消費を抑えられます。
ウィジェットの停止方法は、ホームアプリによって異なります。多くのホームアプリは、ウィジェットをロングタップするとメニューが表示されるので、削除を選択することで停止できます。
わからない場合はスマホに付属しているマニュアルを参照してください。
なお、ウィジェットはショートカット同様に簡単に再設置できるので、必要になったら再設置すれば問題ありません。
プリインストールアプリを削除する
Androidには携帯電話会社やメーカーが出荷時にインストールしたアプリが入っていることがあります。便利なアプリもありますが、使用しないアプリも多いので、放っておくとメモリやストレージ容量を圧迫してしまいます。不要と感じたアプリは削除しておきましょう。
なかには削除できないアプリもありますが、一部のスマホではアプリを無効にすると、スマホのアプリ一覧から表示されなくなります。
機種によってはメニューが異なるため、詳細は使用しているスマホのマニュアルを参照してください。
セキュリティを設定する
Androidの場合は、パスコードや指紋認証を設定し、画面ロックや追跡アプリを設定しましょう。
iPhoneの場合もパスコードを設定し、セキュリティを向上させることができます。また、Touch ID(指紋認証センサー)もしくはFace IDをご利用する場合は、事前にパスコードを設定しておく必要があります。
また、どちらも必要に応じてアンチウイルスアプリを入れておくと良いでしょう。
アプリの引き継ぎをする
今回はLINEとモバイルSuicaを例に解説します。
- LINE
引き継ぐ方法の1つにQRコードを使用する方法があります。
※引き継ぐ前に使っていた古いスマホでLINEが利用できる必要があります。
- 新しいスマホで「ログイン」をタップし、「QRコードでログイン」をタップ
- これまで利用していたスマホにてQRコードを表示
- 「かんたん引き継ぎQRコード」を新しいスマホで読み取り、これまで利用していたスマホで本人認証をする
- 「トーク履歴を復元」をタップし、バックアップデータを復元。(同じOS間の引き継ぎかつバックアップが完了している場合)
詳しいアカウントの引継ぎの手順は、LINEの公式ホームページをご確認ください。
- Apple Pay(モバイルSuica)
以下の説明は、iPhone同士の引き継ぎ方法です。
- 新しいiPhoneでWalletアプリを起動して、サーバに退避したモバイルSuicaを再設定。
-
新しいiPhoneでSuicaアプリを起動しSuicaパスワードでログイン。
新しいスマホでの操作前に、あらかじめ以前使用していたスマホのSuica情報をサーバに保存しておく必要があります。古いiPhoneと同じApple IDでログインが必要ですので、忘れないようにどこかに控えておくことをおすすめします。
詳しいApple PayのモバイルSuicaの引き継ぎ方法は公式ホームページをご参照ください。
- おサイフケータイ®(モバイルSuica)
以下の説明はAndroid同士の引き継ぎ方法です。
- モバイルSuicaアプリを起動し、会員登録メールアドレスとモバイルSuicaパスワードでログイン。
- 「カードを受け取る」画面で受け取るモバイルSuicaを選択し、「受け取る」をタップ。
- おサイフケータイ®のアプリが起動されたら、受け取るカードを選び、再度「受け取る」をタップ。
古いスマホはどうすればいい?
使わなくなった古いスマホは、きれいな状態であれば下取りしてもらうことができます。中古スマホショップに買い取ってもらうこともできますが、携帯電話会社の下取りサービスを利用するのがおすすめです。
携帯電話会社の下取りサービスで古いスマホを下取りしてもらうと、現金やポイントが還元され、それを使用することで新しいスマホがおトクに購入できます。
楽天モバイルの「スマホ下取りサービス」はWebで簡単に査定と下取り金額が確認でき、返送キットを受け取ったらスマホを入れて送るだけ。下取り金額に応じて、1カ月程度で楽天キャッシュがチャージされます。
もちろん、Wi-Fiに接続すればインターネットが使用できるので、予備のスマホとして手元に置いておいても良いでしょう。
機種変更で必要なもの
スマホの機種変更において一般的には以下のものが必要となることが多いです。実際には携帯電話会社によって若干異なるので各社公式ホームページを確認しましょう。
- 本人確認書類
- 現在利用している端末
- 同意書(代理人が契約する場合)
- クレジットカードや支払い口座情報
- MNP予約番号(他社乗り換えの場合)
スマホ購入ならオンラインショップもおすすめ
機種変更をする際の機種選びのポイントは、スマホで主になにをするのかを意識することです。たとえば写真や動画を撮って楽しみたいなら、カメラ機能が優れたスマホがおすすめです。長時間ゲームや動画視聴を楽しみたい人はバッテリー容量が大きく画面が見やすい機種が良いでしょう。
スマホをゆっくりと選んで購入するなら、オンラインショップがおすすめです。オンラインショップのメリットを見てみましょう。
好きな時間にスマホを購入することができる!
ショップ(店頭)は休日の午後などは特に混雑していることが多く、昨今の世情を反映して予約制になっているショップ(店頭)も少なくありません。そのため、新しいスマホを購入したいと思っても、自分のスケジュールに合わないこともあります。
一方、オンラインショップなら、24時間いつでも利用でき、自分の好きなタイミングで購入できます。購入したスマホも自宅まで郵送してもらえるので、ショップ(店頭)を訪れる必要がありません。
楽天モバイル公式Webサイトでは、人気のAndroidやiPhoneをはじめとした多彩なラインアップを取り揃えています。楽天モバイルでしか入手できないオリジナルスマホもあり、幅広いニーズにお応えします。予算や目的にぴったりな一台がきっと見つかるでしょう。
楽天モバイルで販売している製品についてはこちらをご参照ください。
また、製品購入時に「スマホ交換保証プラス」への加入で、楽天モバイルで購入したスマートフォンやモバイルルーターの故障・紛失時に、最短で当日に新品同等の同一機種を交換品としてお届けします。もしもの時に備えて、安心してスマホを利用できます。
スマホの機種変更と併せて、携帯電話会社の乗り換えを考えている方はぜひ楽天モバイルをご検討ください。楽天モバイルの料金プランなら、データ通信を使った分に合わせて料金が自動的に変わるので、たくさん使う人もあまり使わない人にとっても最適な料金プランです。
- 家族割適用で、0GB〜3GBまで880円/月(税込968円)
- 家族割適用で、3GB超過後〜20GBまで1,880円/月(税込2,068円)
- 家族割適用で、20GB超過後〜どれだけ使ってもデータ高速無制限2,880円/月(税込3,168円) ※1
- Rakuten Linkアプリ利用で国内通話かけ放題※2
- iPhone(iOS 14.4以降対象)をご利用の場合は条件をご確認ください。※3
※ 製品代、オプション料、通話料等は別費用。
※1 公平なサービス提供または環境により速度低下する場合あり。
※2 アプリ未使用時30秒20円(税込22円)。一部対象外番号あり。データタイプのお申し込みでは、データ通信のみの利用となり通話・Rakuten Linkアプリはご利用いただけません。
※3 iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone SE(第1世代)をiOS 14.4/14.4.1/14.4.2のバージョンでご利用になる場合、110/118/119への緊急通話で高精度な位置情報測位の正確性が低下します。iOS 14.5にアップデートすることで高精度な位置情報測位に対応いたします。楽天モバイルのご利用にあたり、iOS 14.4以降ならびにキャリア設定の最新バージョンへのアップデートをお願いいたします。
※ 掲載内容はプラン名・サービス内容の変更によって、一部内容を修正する可能性がございます。
- この記事の情報は掲載開始日時点のものとなります。
- 掲載内容は予告なく変更されることがありますのでご了承ください。