白ロムとは?メリットと注意点、使い方を解説!

白ロムとは?メリットと注意点、使い方を解説!
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2020.12.24

中古のスマホを探していると、時々見かける「白ロム」という言葉。この「白ロム」は一体どういうものかご存知でしょうか?

白ロムとは、新品・中古の使用状態を問わず、携帯電話会社のSIMカードが入っていない(スマホのみで通信・通話ができない)状態のスマホのことを指します。

一方、携帯電話会社のSIMカードが入っている状態のスマホは黒ロムと呼ばれます。

中古市場のスマホは、ほとんどがこの白ロムです。スマホの購入費を抑えた機種変更や、2台目用として白ロムの購入を検討される方も多くみられます。

今回はこの白ロムのメリットや、購入時の注意点を解説していきます。

目次

白ロムとは一体どんな状態?

中古のスマホを探していると目にする白ロムとは、そもそもどんな状態のスマホを指すのでしょうか。

大まかには中古のフィーチャーフォンやスマホを白ロムと呼びますが、総務省の定義によると白ロムとは「SIMカードが挿入されておらず、それだけでは通話が可能でない携帯電話」(※)となっています。
通常、通話・通信が可能なスマホには、携帯電話会社と契約したときに受け取るSIMカードが入っています。SIMカードとはICチップが埋め込まれた小さなカードで、このカードに所有者の契約情報(電話番号を含む)などが記録されています。白ロムはこのSIMカードを取り外している状態のため単体ではデータ通信や通話をすることはできません。

中古取引で売買されているスマホはこの白ロムの状態になり、中古スマホ販売店やECサイト、ネットオークションなどで購入することができます。
(白ロムの多くは中古のスマホであることから、この記事では白ロムを中古のスマホとして解説していきます)

(※)引用:Q&A -携帯音声通信事業者向け-

白ロムを購入する3つのメリット

白ロムには新品のスマホとは異なる以下の3つのメリットがあります。

  • 下取りと組み合わせるとより安価に入手できる
  • スマホの修理にかかる費用よりも安価なケースがある
  • 2台目のスマホを購入する際に費用を抑えられる

それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。

(1)下取りと組み合わせるとより安価でスマホを購入することができる

白ロムの多くは中古のスマホであるため、新品よりも安価で購入することができます。加えてお手持ちのスマホを下取りに出すことで、スマホの購入にかかる費用を下げることができます。

スマホの状態にもよりますが、比較的傷も少なく箱やマニュアル、付属品などが揃っている場合は、下取りサービスと組み合わせて白ロムの購入を検討するのも良いでしょう。

中古では状態が悪いのではないか、という不安があるかもしれません。しかし、白ロムを取り扱う販売店では、下取り時に使用状態や傷、付属品などを丁寧に確認するため、中には未使用品やほぼ使用されたことがない新品同様のスマホも少なくありません。

また、携帯電話会社を通じての機種変更と異なり、スマホ購入時に行う手続きは必要ありません。白ロムを購入してSIMカードを挿入すれば、スマホや端末として利用が可能になります。(ただし、端末によって対応の携帯電話会社が異なる場合があるのでそこは注意してください)

(2)スマホが壊れた場合、修理よりも同一機種の白ロム購入のほうが費用を抑えられる場合がある

スマホの損傷が大きい場合、携帯電話会社を通じて修理を依頼すると、高額な修理費用がかかることがあります。

たとえば、10万円以上のスマホが故障した場合、水没などによる基盤交換やディスプレイ故障などの修理は実費で数万円かかるものも珍しくありません。

携帯電話会社でスマホを購入した際に故障に対する補償サービスなどに加入していれば、数千円程度の実費負担で修理が可能です。しかし、サービスに加入していなかった場合、全額実費で支払うと新品のスマホが購入できるほどの費用がかかることもあります。

その場合、同じスマホの白ロムを購入したほうが、修理するよりも費用を抑えられる場合があります。

(3)2台目のスマホとして利用する

発売されたばかりのスマホでも、新品より安く購入できるのが白ロムの魅力です。前年に発売されたものなど、高性能なスマホが驚くほど安く入手できる場合もあります。

性能が高いスマホを2台目に持ちたいが、携帯電話会社を通じてもう1台買うには予算が厳しいという場合には、白ロムを検討してみてはいかがでしょうか。
データ通信専用など2台目のスマホとして十分利用が可能です。

白ロムを購入する際の5つの注意点

自分に合ったものが見つかれば費用対効果が高い白ロムですが、購入時には以下の5つのポイントに注意しなければいけません。

  • 白ロム購入につきまとう赤ロムというリスクを理解しておく
  • SIMロックが解除されているか
  • SIMカードとSIMカードを入れるトレイのサイズが合っているか
  • スマホと携帯電話会社の周波数帯(バンド)が合っているか
  • iPhoneの場合はアクティベーションロック(iPhone、iPad、iPod touch を紛失したり盗まれたりしても、第三者に使われないように保護するしくみのこと)に注意する

どこに注目して確認すれば良いのか、ひとつずつ見ていきましょう。

(1)白ロム購入につきまとう赤ロムというリスクを理解しておく

白ロムを購入する際、中古販売店などで注意事項や保証対象としてみられる「赤ロム」。赤ロムとは、なんらかの理由で携帯電話会社から「ネットワーク利用制限」をかけられているスマホのことです。
ネットワーク利用制限がかかっているスマホは、SIMカードを挿入しても携帯電話会社のモバイルデータ通信や電話回線を利用することができません。

赤ロム化とは携帯電話会社が元の持ち主の不正または未払いなどによって、対象のスマホをネットワークの利用制限(SIMカードを挿入しても通信が利用できない状態)の対象とすることをいいます。
つまり、購入した時点では白ロムでも、のちに最初の購入者が虚偽の申し込みを行っていたことが判明したり、スマホの代金を支払わずに滞っていたりすると、のちのち赤ロムになってしまうことがあります。

白ロムの購入を検討する際は、赤ロムになる可能性とリスクを考慮しなければいけません。赤ロム化に対する保証を行っている中古スマホ販売店もあるため、購入先を決めるときにどのような保証制度があるか確認しましょう。

(2)SIMロックが解除された状態であることを確認する

携帯電話会社と契約するときに購入したスマホは、SIMロックがかかっている場合があります。

NTTドコモ、au、ソフトバンクなどで購入したスマホには、ほかの携帯電話会社のSIMカードが使えないように、スマホ自体に制限がかけられています。この制限をSIMロックといいます。

そのため、SIMロックが解除されていない白ロムを購入した場合、自分が所有するSIMカードを挿入しても使用できないことがあります。白ロムの商品情報にSIMロック情報を公開している中古販売店を選び、購入時にきちんと確認をしましょう。

SIMロックの状態や解除の手続きは、携帯電話会社のショップ(店頭)や公式Webサイトで確認できます。ただし、SIMロック解除の条件は各携帯電話会社によって異なるため、Webサイトを確認してください。

→ SIMロック解除に関する詳しい内容はこちら

(3)SIMカードとトレイのサイズを確認する

SIMカードには3種類のサイズがあります。一番大きい標準SIM、やや小さいmicroSIM(マイクロシム)、非常に小さいnanoSIM(ナノシム)の3種類です。また、近年は物理的なSIMカードを挿入せずSIM情報のみをスマホに一体型のSIMに書き込んで使用する内蔵型のeSIMも登場しました。

現在新しく発売されているスマホでもっとも普及しているのはnanoSIMですが、白ロムにはmicroSIMを使用しているスマホも多く存在します。

SIMカードトレイとSIMカードのサイズが合わないとSIMカードを使用することができません。使用したいSIMカードとトレイのサイズを確認し、場合によっては携帯電話会社に依頼してSIMカードのサイズを変更する必要があります。

(4)周波数帯(バンド)を確認する

携帯電話会社が扱う電波には、周波数帯(バンド)が存在します(音域のような考え方で、データ通信で扱う電波にも周波数帯域があります。携帯電話会社によって使えるデータ通信の周波数帯が異なります)。周波数帯(バンド)には物理的な限界があるので、総務省によって区分が決められ、携帯電話会社によって使用できる周波数帯(バンド)が割り当てられています。

スマホがSIMカードの周波数帯(バンド)に対応していない場合、SIMカードを挿入しても電波を受信することができず、使用できません。

SIMカードの周波数帯(バンド)は携帯電話会社の公式Webサイト、スマホが対応している周波数帯(バンド)は、スマホのメーカーの公式Webサイトなどに掲載されています。

(5)iPhoneの場合、アクティベーションロックされていないことを確認する

アクティベーションロックとは、iPhoneを紛失したり盗難されたりした場合、他人にスマホを勝手に使用されないように遠隔で操作をロックできる機能です。

アクティベーションロックは、ロックをかけた本人でないと基本的に解除できません。白ロムを購入した後アクティベーションロックがかかっていることがわかった場合、前の所有者に依頼して解除してもらわなければいけません。

多くの中古販売店ではアクティベーションロックが解除されていることを確認したうえで白ロムとして販売していますが、ネットオークションやフリマアプリなどで購入する場合には注意しましょう。

白ロム購入後にするべき初期化と設定方法

白ロム購入後、利用に必要な設定はとても簡単です。基本的にはSIMカードを挿入し、電源を入れ、画面に表示されるガイダンスに従って、必要な情報を登録していきます。

設定方法は、新品のスマホを購入したときと同様です。

使用前にかならず一度初期化を実施しよう

中古販売店で購入した場合、基本的に白ロムは初期化されています。しかし、ネットオークションなどで入手した場合、まれに前所有者の情報などが残っていることがあります。

白ロムはほとんどが中古であるため、前所有者がどのような状況や環境で使用していたかわかりません。そのため購入後、初期化前にすぐ使用すると危険なアプリが設定されていて気付かないうちに個人情報を抜き取られるなどのリスクがあります。

一見初期化が済んでいるようでも、セキュリティの観点から白ロムは必ず使用前に初期化しておきましょう。初期化の方法はスマホによって異なるため、メーカーの公式Webサイトやマニュアルを確認しながら行ってください。

白ロムを正しく理解して、自分に合ったスマホを選ぼう

白ロムの多くは中古として販売されています。携帯電話会社やスマホのメーカーから新品を購入するよりも安価で購入できることが多いため、予算を抑えたい人には選択肢のひとつとしておすすめです。

また、最新でなくてもよい、高機能(スペック)にこだわりがない人は、新品に近いスマホを安く入手できる可能性があるので、携帯電話会社で旧タイプの新品を購入するよりも白ロムがおトクといえます。

一方、赤ロム化など中古ならではのリスクもあります。白ロムの持つメリットとデメリットをしっかりと理解したうえで、品質管理がしっかりとした中古販売店から購入する事をおすすめします。

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